戻ってきてよ、マネージャー。【ハイキュー】【烏野高校】 (ページ10)

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「や、山口忠です…！！」

「 …… 」

「ほ、ほらツッキーも！」

「 …ハア、」

山口くん、というらしい子が、月島くん？にも自己紹介をするように勧めるけれど、彼は大きなため息をつくだけで自己紹介をしてくれそうになくて。

……なに？もしかして私嫌われてる？？(初対面)

『 …ま、言う気ないなら良いけどさ。

よろしくね、山口くんとーーーツッキー！』

「 …！」

「 …は、なんでそうなんの」

『だって私、君の名前わかんないし。山口くんがツッキーって呼んでたから』

「それにしたってそうはならないデショ。

というか、さっき菅原さんが僕の名字呼んでーーー」

『ーーー一応言っとくけど、私先輩(・・)ね』

「 …はーい」

ほんっとにツッキーは私のこと舐め腐ってると思う。

スガのことは〝菅原さん〟って呼んでるし先輩意識はあるんだろうけど、どうして私にはタメ口で話してくるのかがわからない。

……え、一応確認するけど私たち初対面だよね？？？(不安)

『ま、いいや。私も自己紹介しとくね。

3年4組、鈴川Aです。一応、男バレのマネージャーやってます』

「よ、よろしくお願いします…ッ！！」

「 …… 」

『 …ねえ、ツッキーって一年何組？』

「 …4 」

『 4組か。じゃあ今度会いに行くね』

「 …は？！」

『そんじゃ、私は帰るね～』

「え、ちょっと…！！」

バイバイ、と簡単に彼らに別れを告げて早々に帰ろうとした私……だったが、踵を返すために振り向くと、なんとそこには私を見て固まるーーー二年生の姿が。

…タイミング悪いなあもう。

「 …え、Aさん？！」

「もしかしてAさんも帰ってきてくれたんすか？！」

「これは宴だァー！！！！」

『ちょ、バカバカ、戻ってきた訳じゃないから！！』

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