【歯】 ページ8
ジョジョの言葉に一瞬面食らったが、なるほど…とうなずいた。
(確かに、本体には効果があるかも…?)
女教皇が少しはにかむような声を漏らしたのを聞いて、全員が互いに顔を見合わせる。
『ええ、きっと素晴らしい女性だわ……私、お姉様って呼びたくなっちゃったかも…♡』
ちょっとしなを作ってそう言った私の言葉にまたはにかむような笑い声が聞こえた。
ポ「お…俺はきっと素敵な美人だと思うぜ。もう声でわかるんだよな、俺は」
ア「うむ…なにか高貴な印象を受ける」
花「女優の
ジ「わしも30歳若ければなァ…」
次々と本体への賛辞を投げかけていた時、突然轟音と共に足元が動く。
女「きっさまら───ッ!!!」
あたりを見回す間もなく私達の体は宙に放り出されていた。
女「心から言っとらんなああ───ッ!!?ぶっ殺すッ!!!」
ジ「
悲鳴をあげる私たちの前に、何かが隆起してきた。
ジ「な…なんだ、これは?」
花「…!舌だッ!!スタンドのベロだッ!!」
『!』
花「危ない!!気を付けろ!!」
花京院の注意に逃げ出そうとした瞬間、背中に信じられないほどの衝撃が走った。
『…!!がハッ…!!?』
承「グハッ…!!」
私とジョジョの口からほぼ同時に血が吐き出される。
ジ「じょ…承太郎!!A!!」
痛みに朦朧とする意識の中で、私たちの体は唾液に押し流された。ぼんやりと上を見上げると、白いものが視界いっぱいに広がっている。
ジ「は!歯だッ!!」
ジョースターさんの言葉にうめき声が漏れた。
ジ「奥歯だ!!承太郎、A!!身をかわせッ!!挟まれるぞ!!!」
ジョースターさんの言葉に体を動かそうとしたが、痛みでうまく体が動かせない。
『…ッ!
咄嗟にスタンドで私をかみつぶそうとする歯を押し上げる。
(お…重い!!)
離れたところでジョジョの星の白金も私と同じように歯を押し上げているが、それでも押されていた。
承「な…なんてパワー………だ…!!」
『ッ…!!重…すぎる…!!』
単純な力勝負では押し負けることは目に見えていた。
女「承太郎!!A!!この歯の高度はダイヤモンドと同じ!!貴様らから潰し殺す!!」
その声と同時に、私の体は完全に歯に挟まれた。
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神奈(プロフ) - つまらない作品ですが、見て下さりありがとうございます!同じことを言いますが、更新頑張ってください( ^ω^ ) (2019年4月24日 22時) (レス) id: c414ab850f (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - 神奈さん» 神奈さんの素敵なコメントに最高に「ハイ!」ってやつだアアアア!!! 改めまして、励みになるコメントありがとうございました!神奈さんの作品も、また拝見させていただきますね!これからも楽しんで読んでいただけるよう努力してまいります!よろしくお願いします! (2019年4月24日 22時) (レス) id: 21e67a9066 (このIDを非表示/違反報告)
神奈(プロフ) - 今起こった事をありのままに話すぜ…私はついさっき1話を見たばっかだっただが、気付いたら【stronger】まで読んでいた…何を言ってるか分からねーと思うが、私にも分からなかった……まぁ、短く言って面白かったです!頑張ってください! (2019年4月24日 2時) (レス) id: c414ab850f (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - (名前)さん» (名前)さん、ありがとうございます!楽しんで頂けたようで幸いですヾ(●´∇`●)ノこれからも更新していきますので何卒よろしくお願いします! (2019年1月20日 22時) (レス) id: 193ad08974 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 気づいたら1話からここまで読んでいた.......!続きが楽しみです! (2019年1月20日 5時) (レス) id: d9386c92f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りと | 作成日時:2018年11月2日 0時