検索窓
今日:5 hit、昨日:14 hit、合計:69,513 hit

【口の中】 ページ7

ジ「うわあああ!口の中に吸い込まれた────ッ!!!」

ア「バッ、バカな!この巨大さはッ!」

ポ「なんだ!?この大きさは!?このスタンドのパワーは!?今まであんなに小さかったのに!?」

 なんとか逃れなければ、と手を伸ばした先でガチンと口が閉じられた。

女「頭のトロイ奴らよの──ッ!!石や岩も鉱物なら海底も広く鉱物ということに気が付かなかったのかッ!」

 甲高い笑い声が私達の頭の中に響く。

花「スタンドのパワーがこんなに大きいのは本体が距離的に近くにいるせいだッ!きっとものすごく近いぞッ!」

女「その通り!!あたしはそこから7m上の海岸にいるよッ!しかし、お前らは『女教皇(ハイプリエステス)』の中ですり潰されるからあたしの顔を見ることは出来ない!」

 女教皇はまた笑い声を上げた。

女「ああ…Aはどうしたもんかねぇ…あのDIO様の頼みとなれば、そうしない訳にはいかないしねぇ……そうだ、命乞いでもしてみたらどうだい?」

クスクス、と笑う声になんとも嫌なものを感じる。

(少なくともタダで済ませる、っていう気はなさそうね…!)

 そう思った瞬間、突然体が宙に浮くような感覚がした。

『っ!』

 ドスン、と音を立て、私は生暖かいぐにゃりとしたものの上に着地した。みんなも続けて同じところに落ちてくる。誰も何も言わずに顔を見合わせていた。

花「…ここは奴の体内のどこだろう?」

 花京院の言葉に私はまたあたりを見回した。

『多分…まだ口の中ね。喉の奥には飲み込まれてないわ…』

 壁のようになっている白いものは歯で、それを支えるピンク色のものは歯茎、そして私達が落ちたところは舌の上…と言ったところだろう。生暖かい湿気た空気に気分が悪くなりそうだ。

女「承太郎!」

不意に女教皇がジョジョを呼んだ。

女「お前は私の好みのタイプだから心苦しいわね……私のスタンド『女教皇(ハイプリエステス)』で消化しなくっちゃあならないなんて!」

 女教皇の言葉にポルナレフがちょっと目を見開いた。どうやら何かを思いついたらしく、ジョジョに何かを耳打ちしている。
 耳を貸したジョジョは見るからに嫌そうな顔をして、ちょっとため息をついた。軽くポルナレフがジョジョを小突くと、ジョジョは諦めたようにゆっくりと口を開いた。

承「1度あんたの素顔を見てみたいもんだな。俺の好みのタイプかもしれねーしよ」




承「恋に落ちる、か、も」

【歯】→←【Swallowed】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.1/10 (92 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
145人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

神奈(プロフ) - つまらない作品ですが、見て下さりありがとうございます!同じことを言いますが、更新頑張ってください( ^ω^ ) (2019年4月24日 22時) (レス) id: c414ab850f (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - 神奈さん» 神奈さんの素敵なコメントに最高に「ハイ!」ってやつだアアアア!!! 改めまして、励みになるコメントありがとうございました!神奈さんの作品も、また拝見させていただきますね!これからも楽しんで読んでいただけるよう努力してまいります!よろしくお願いします! (2019年4月24日 22時) (レス) id: 21e67a9066 (このIDを非表示/違反報告)
神奈(プロフ) - 今起こった事をありのままに話すぜ…私はついさっき1話を見たばっかだっただが、気付いたら【stronger】まで読んでいた…何を言ってるか分からねーと思うが、私にも分からなかった……まぁ、短く言って面白かったです!頑張ってください! (2019年4月24日 2時) (レス) id: c414ab850f (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - (名前)さん» (名前)さん、ありがとうございます!楽しんで頂けたようで幸いですヾ(●´∇`●)ノこれからも更新していきますので何卒よろしくお願いします! (2019年1月20日 22時) (レス) id: 193ad08974 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 気づいたら1話からここまで読んでいた.......!続きが楽しみです! (2019年1月20日 5時) (レス) id: d9386c92f1 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:りと | 作成日時:2018年11月2日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。