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【刀のスタンド】 ページ44

承「ポルナレフ……こいつはッ!このトコ屋はいったい!?」

 事態を飲み込めない様子でジョジョが立ち上がる。

ポ「…近づくな、承太郎…A…!」

 鍔迫り合いの状態のまま、ポルナレフは低い声でそう言った。

ポ「こ…この剣がスタンドだ…!」

 ポルナレフの目はじっと刀に注がれたまま離れない。

ポ「承太郎の『スタープラチナ』の素手の拳でこの斬れ味と闘うのはかなりデンジャラスだし……!Aの『メメントモリ』の茨をも軽々と切り裂かれる……!トコ屋は本体じゃねェ……操られてる!」

 なんとか刀を抑えている状況らしく、ポルナレフの身体中に力が入っているのがわかる。剣の腕に関していえば、彼程のスタンド使いはまずいない。その彼がここまで押されている。

ポ「お…おまけにこのスタンドは…!」

 銀の戦車の振り上げた爪先が、床屋の主人の鳩尾に突き刺さった。ドゴォ、と鈍い音と共に床屋の体が揺れる。


ポ「前より強くなっているッ!!」


 吹き飛ばされた拍子に頭を打ってか、床屋の目が一瞬虚空を向いた。

ポ「野郎ッ!」

 その隙を狙って銀の戦車の剣が床屋の男に向かって迫る。

(いける!)

 伸ばした銀の戦車の剣先が、男の腕に伸びかけた時、不意に床屋の腕が振り上げられた。金属と金属の激しくぶつかる甲高い音が響く。

「おっと」

ポ「うおっ!?」

 軽々とポルナレフの一撃を防ぐと、床屋の主人はニタリと笑った。その表情に反して、ポルナレフの目は信じられないと言った様子で剣と腕を見つめている。

「痺れるか?」

 そう言うと、男は愉快そうな笑い声を上げた。

「もうお前がどの程度の踏み込みまで耐えられるか、覚えたぜ」

 フフフ、と不気味な笑い声を上げ、男はゆったりと刀を構えた。

「さて〜……」

 銀色の光が、床屋の中の照明に反射して鈍く光る。

「今度の攻撃には耐えられるかな、ポルナレフ?」

 男は不敵な笑みを浮かべたまま、僅かに間合いを詰めた。



「ウシャア───────ッ!!!!」

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神奈(プロフ) - つまらない作品ですが、見て下さりありがとうございます!同じことを言いますが、更新頑張ってください( ^ω^ ) (2019年4月24日 22時) (レス) id: c414ab850f (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - 神奈さん» 神奈さんの素敵なコメントに最高に「ハイ!」ってやつだアアアア!!! 改めまして、励みになるコメントありがとうございました!神奈さんの作品も、また拝見させていただきますね!これからも楽しんで読んでいただけるよう努力してまいります!よろしくお願いします! (2019年4月24日 22時) (レス) id: 21e67a9066 (このIDを非表示/違反報告)
神奈(プロフ) - 今起こった事をありのままに話すぜ…私はついさっき1話を見たばっかだっただが、気付いたら【stronger】まで読んでいた…何を言ってるか分からねーと思うが、私にも分からなかった……まぁ、短く言って面白かったです!頑張ってください! (2019年4月24日 2時) (レス) id: c414ab850f (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - (名前)さん» (名前)さん、ありがとうございます!楽しんで頂けたようで幸いですヾ(●´∇`●)ノこれからも更新していきますので何卒よろしくお願いします! (2019年1月20日 22時) (レス) id: 193ad08974 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 気づいたら1話からここまで読んでいた.......!続きが楽しみです! (2019年1月20日 5時) (レス) id: d9386c92f1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りと | 作成日時:2018年11月2日 0時

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