【アヌビス神】 ページ43
？「なにィッ！！？」
誰かの怒号でハッと目が覚めた。
(なに…？)
慌てて俯いていた顔を上げた瞬間、思わず息を呑んだ。
「マヌケッ！アヌビスの暗示のスタンドさ」
いつの間にか店の奥に置いていたはずの刀を抜いていた店主が、ポルナレフの首筋に刃を突きつけていた。さっきまで穏やかな顔をしていた店主だが、その顔は別人のように殺意の篭った笑みを浮かべている。
「死ねッ！顎ごと剃ってやるぜ！！」
『ポルナレフ！左手よ！！』
ハッとポルナレフが左手の手元についたレバーを引いた。ガクン、と勢いよくポルナレフの体が倒れる。鼻先を掠めるようにして、刀がポルナレフの顔の真上をすり抜けた。
「ゲッ！？」
店主が目を見開いたと同時に、刀を自分の方に振ってしまった彼の腹にギラリと光る銀色の刃が突き刺さる。その隙にポルナレフが席から転がり落ちると、立ち上がって店主を睨んだ。
ポ「な…なんだ！？て…てめーは床屋の主人じゃねーのか！？」
ポルナレフの怒鳴り声にジョジョの目が開く。
ポ「ひょ…ひょっとしてその刀…その刀自体がスタンド…？刀が床屋を操ってるのか？」
たらりとポルナレフの額から汗が伝って落ちた。
ポ「コム･オンボでの男も……本体じゃなかったのか…？」
床屋の方はというと、かなりの深手を負っているのにも関わらずまだ立っている。苦悶の表情を浮かべながらも、自身に突き刺さった刀を引き抜くと、ポルナレフに刀を振り上げた。
「ポルナレフーッ！！」
ポ「しかし何度やってもてめーは俺より弱いぜ」
床屋が雄叫びを上げてポルナレフに刀を振り下ろした。その刀がポルナレフに刺さるより早く、彼の背後から銀の戦車が現れ、その刀を受け止める。
しかし、次の瞬間ポルナレフの顔に僅かな焦りが浮かんだ。
ポ「う……うう……！｣
『なっ…』
剣術に関しては右に出るものはないだろうと思っていた、あの銀の戦車が押されている。
ポ「うおおおっ！？」
グイグイと刃が押し付けられ、その刃が銀の戦車の額を割った。と同時に、ポルナレフの額にも傷がつく。
ポ「こ…この剣力はッ！？」
焦るポルナレフの顔に床屋の店主がニヤリと不敵な笑みを浮かべる。
「貴様のチャリオッツの動きやパワーはしっかり取り込んだ！1度戦った相手には決して負けない！」
タラ、とポルナレフの額から血が垂れおちた。
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神奈(プロフ) - つまらない作品ですが、見て下さりありがとうございます！同じことを言いますが、更新頑張ってください( ^ω^ ) (2019年4月24日 22時) (
レス) id: c414ab850f (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - 神奈さん» 神奈さんの素敵なコメントに最高に「ハイ！」ってやつだアアアア！！！ 改めまして、励みになるコメントありがとうございました！神奈さんの作品も、また拝見させていただきますね！これからも楽しんで読んでいただけるよう努力してまいります！よろしくお願いします！ (2019年4月24日 22時) (レス) id: 21e67a9066 (このIDを非表示/違反報告)
神奈(プロフ) - 今起こった事をありのままに話すぜ…私はついさっき1話を見たばっかだっただが、気付いたら【stronger】まで読んでいた…何を言ってるか分からねーと思うが、私にも分からなかった……まぁ、短く言って面白かったです！頑張ってください！ (2019年4月24日 2時) (レス) id: c414ab850f (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - (名前)さん» (名前)さん、ありがとうございます！楽しんで頂けたようで幸いですヾ(●´∇｀●)ﾉこれからも更新していきますので何卒よろしくお願いします！ (2019年1月20日 22時) (レス) id: 193ad08974 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 気づいたら1話からここまで読んでいた.......！続きが楽しみです！ (2019年1月20日 5時) (レス) id: d9386c92f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りと | 作成日時：2018年11月2日 0時
