【捕縛】 ページ1
『う゛…！！？』
ばさりと切れた髪が水面に落ちるとともに、首筋から血が噴き出した。バタバタッという音と共に海面に赤いものが広がる。
『あああッ…！！！』
ア「A！！」
飛び出してきた女教皇に向かって、星の白金が拳を振り上げた。ぐしゃりという音と共に、計器に星の白金の拳がめり込む。
ハ「ムッギィ───！！ブッショアアアアアアアアアア！！！！」
女教皇は甲高い声をあげて、また計器の中に潜り込んでしまった。これではどの計器がスタンドなのかはわからない。
『ううっ…』
首筋を押さえ、あたりを見回す。
ア「みんなドアの方へ寄れ！い…いつの間にか機械の表面を化けながら移動しているんだッ！この部屋にいると全員どんどん怪我をしてダメージを受けるぞッ！」
そう怒鳴ったアヴドゥルさんが私の体を抱え起こした。隣にいた花京院が心配そうに私の顔を覗き込む。
花「A、大丈夫か！！」
『え…ええ…！』
傷が浅かったのが幸いだった。出血は多いが、すでに痛みは薄れてきている。
アヴドゥルさんが扉を開くハンドルを掴んだ。
ア「みんなとなりの部屋へ行くんだッ！密室にして閉じ込めるんだ！！」
そう怒鳴ったアヴドゥルさんの手の中で、ぐにゃりとハンドルがゆがむ。
ア「ば！」
女教皇だ。そう気が付いた瞬間、全員の顔が青ざめる。
ア「ば…馬鹿な……す、すでに移動して…ドアの取っ手に化けてやが…」
アヴドゥルさんの顔に脂汗が浮かんだ。
(まずい…！！)
女教皇のスタンドは、ジョースターさんの義手ですら簡単に切り裂いてしまうような爪だ。このままだと、アヴドゥルさんの両手が切り落とされる。
ア「なにイィ！！！」
叫び声をあげたアヴドゥルさんに向かって、女教皇の爪が振り下ろされる。悲鳴をあげることもできず、私は息を吞んだ。
その瞬間、がしりと女教皇の手を掴む手が見えた。
『ジョジョ…！』
ハ「ゲッ！」
ジョジョの星の白金が女教皇を捕えていた。
ハ「アギャ───────ス！！」
ポ「やったッ！捕まえたぞッ！」
ア「あ…危なかった…」
承「スタープラチナより素早く動くわけにはいかなかったようだな…」
甲高い鳴き声を上げる女教皇から視線をあげ、ジョジョが私達を見回した。
承「こいつをどうする？」
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神奈(プロフ) - つまらない作品ですが、見て下さりありがとうございます！同じことを言いますが、更新頑張ってください( ^ω^ ) (2019年4月24日 22時) (
レス) id: c414ab850f (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - 神奈さん» 神奈さんの素敵なコメントに最高に「ハイ！」ってやつだアアアア！！！ 改めまして、励みになるコメントありがとうございました！神奈さんの作品も、また拝見させていただきますね！これからも楽しんで読んでいただけるよう努力してまいります！よろしくお願いします！ (2019年4月24日 22時) (レス) id: 21e67a9066 (このIDを非表示/違反報告)
神奈(プロフ) - 今起こった事をありのままに話すぜ…私はついさっき1話を見たばっかだっただが、気付いたら【stronger】まで読んでいた…何を言ってるか分からねーと思うが、私にも分からなかった……まぁ、短く言って面白かったです！頑張ってください！ (2019年4月24日 2時) (レス) id: c414ab850f (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - (名前)さん» (名前)さん、ありがとうございます！楽しんで頂けたようで幸いですヾ(●´∇｀●)ﾉこれからも更新していきますので何卒よろしくお願いします！ (2019年1月20日 22時) (レス) id: 193ad08974 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 気づいたら1話からここまで読んでいた.......！続きが楽しみです！ (2019年1月20日 5時) (レス) id: d9386c92f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りと | 作成日時：2018年11月2日 0時
