【紫の荊】 ページ15
承「…はぁ…」
ジョジョがため息をついて、外の通りに目をやった。
ア「おい、承太郎！！お前、話を聞いているのか！！『関係ないね』ってふうな顔をするんじゃあない！！」
ジョジョが不機嫌そうにジョースターさんを見た。
承「アヴドゥルとかいったな、おまえ、何者か知らんが態度がでかいな。それに、じいさん…100年前に死んだそのディオとかいう男が海底から蘇っただと？そんな突拍子もない話をいきなり、『はいそーですか』と信じろというのか？」
ア「フ…」
アヴドゥルさんが笑う。
ア「しかし、俺達やおまえの悪霊も…突拍子もないという点では共通の事実ではないのかな」
ジョースターさんが鼻を鳴らす。
ジ「まあいい…。有無を言わさず信じるようになるさ。なぜ、このワシがDIOの存在を知り、やつの行方を追っているのか理由を聞けばな！」
そういえば、ジョースターさんにどうやってDIOの復活を知りえたの聞こうとしても『後で話す』と言われていたことを思いだした。
アヴドゥルさんが一台のカメラを机に置く。
ジ「理由を見せてやる…」
(見せる…？)
ジョースターさんが不敵に笑った。
ジ「実はわしにも1年ほど前、おまえの言う悪霊ーつまり『
ホ「なんですって、パパ！」
承「じじい…今なんと…！？」
ジョースターさんが、片手でカメラを押さえた。
ジ「見せよう、ワシの『
ジョースターのもう片方の手が振り上げられた。その手には紫の荊が絡みついている。
ジ「これじゃあーっ！！」
ジョースターさんの手がカメラに振り下ろされた。カメラが大破すると同時に、一枚のフィルムが飛び出す。
ジ「見たか？手から出た『いばら』を！これがワシの『
ウェイターさんが慌ててこちらに来た。
「あの何か…」
『いえ、なんでも』
私はにこやかに微笑んで、ウエイターを追い返した。
「は、はあ…」
立ち去るウエイターから、私はジョースターさんに視線を移した。ジョースターさんの手には一枚のフィルムがある。
ジ「だが！これからこのポラロイドフィルムに浮き出てくる
ジ「おまえの運命を決定づけるのだッ！」
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名無し(プロフ) - りとさん» いえいえ！とんでもないです！まだ全て読み終わってないのですが次々と気になってどんどん読み進めちゃいます(^^;)陰で応援しながら楽しみにしています！頑張ってください！ (2016年7月26日 21時) (
レス) id: 56539584bf (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - 名無しさん» 名無しさん、初めまして！うわぁ、すみません…ご指摘ありがとうございます！お恥ずかしい限りです… (2016年7月26日 21時) (レス) id: 78fb09e763 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - はじめまして！とても面白くてワクワクしながら読ませていただいています！失礼ながら、途中からスタープラチナが「星の白銀」になっていました。「星の白金」ではないでしょうか？ (2016年7月26日 21時) (レス) id: 56539584bf (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - 彰さん» 影さん、初めまして！あ！ほんとだっ！！うわぁ、すみませんm(__)mご指摘ありがとうございます！ (2015年8月17日 1時) (レス) id: 78fb09e763 (このIDを非表示/違反報告)
彰(プロフ) - 面白いです！あ、でも塔の灰じゃなくて灰の塔では？ (2015年8月17日 1時) (レス) id: 5162fe57bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りと | 作成日時：2015年6月29日 2時
