act.6 眠りの森の貴方 ページ9
「のわああああぁああ((」
こんにちは､Aです。
今日も1日の疲れを癒すため､ゆっくり眠りについたつもり……なのですが……
何故か今思いっきり堕ちています←
夢なんだろうけどさ…堕ちるとか聞いてないよ((
この前も来た黒い空間。底の見えない恐怖感。
私を笑うように見つめている黒い蛇たちが､またその恐怖感を倍増させる。
底に､大きな黒い蛇がいて…大きく口を開いていたらどうしよう。
そこへ堕ちたら…例え夢でも良い気分はしない。
それか正夢になって同じような恐怖を味わうことになるんだ…!!
何故か人生の終わり的絶望を覚えた私はその時を目を瞑って待っていた…ものの……。
「あ……れ？」
…逆に誰かに抱えられたような感じになった。
「着地体制とらねーとか､まじヴァーカwwwww」
………ウッザ!!!←
「あ…え…クロハさん？!」
でも相手を確認すると､とてもじゃないけど「ウザ!」とか言えなくなってしまった。←
「……助けてくれてありがとうございましたっ」
まぁバカにされたことには変わりない。少しムスッとして無愛想にお礼を言うと､また笑い転げるどころか､今度は安心したかのような顔で私を自分の方に寄せてきた。
「………？!((ﾄﾞｷﾝ///」
突然のハグにドキッとする。
手のひら返したように微笑むクロハさんは､なんていうか…その､とてもかっこよかった。
「……ったく……。ここは底もちゃんとあるし､蛇はいてもお前に手ぇ出したりはしねぇから安心しろよ…」
「え？!なななんで私が思ってたこと知ってるの？!？!」
「あ､思ってたの？ふーん……」
なぜかニヤニヤとニヤけているクロハさん。
……怪しい。なんでさっき一瞬イケメンとか思ったんだろう？!？!？!←
「あとさ」
「ん？」
「さん付けやめろ。変な感じする。『クロハ』でいいよ」
「あ…はい……」
私の戸惑いなど気にせずスラスラと言いたいことだけを並べるクロハさ…クロハを私はただじっと見つめるだけしかできなかったけれど、
私の心のどこかでそれが「幸せ」になってきている部分があるような気がした。
………私はいつしか、
クロハと会うことを楽しみにしていた。
そう。
ー……寝ることが楽しみで……ずっと眠ったままでいたい､とも思い始めてきてしまったんだ。
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里都*°(プロフ) - natuさん» ありがとうございます！もし良ければ続きも見てやってください！(笑) (2015年1月6日 15時) (
レス) id: cc26d4ad75 (このIDを非表示/違反報告)
natu(プロフ) - 面白いです！頑張ってください！ (2015年1月6日 0時) (レス) id: 6d6fd7ff23 (このIDを非表示/違反報告)
里都*°(プロフ) - ことこんさん» ご指摘ありがとうございます｡誤字ですね…直させて頂きました､ミスすみませんでした;;改めてご指摘・コメありがとうございました…! (2014年12月12日 17時) (レス) id: cc26d4ad75 (このIDを非表示/違反報告)
ことこん - 失礼します。34のところクロハがクロミになっています。 (2014年12月11日 19時) (レス) id: 9b583ecf1b (このIDを非表示/違反報告)
茱 - これの続編がみたいなっt((聞いてない?知ってる(^ω^`)最新ふぁいと!! (2014年10月18日 22時) (レス) id: ed327fa0ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：里都*° | 作成日時：2014年8月6日 20時
