最後まで一緒にーPart2ー (ページ9)

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54話ページ9

智side

カウンセラーさんのおかげか松潤には朝に比べてほんわかとした優しい笑顔が浮かんでいた。

きっとこの後のドラマの撮影のおかげかもしれない。

松潤…仕事するの大好きだもんね。

和「これです！」

ジャジャーン！と自分で効果音を付けてバッと俺らの前にニノが差し出したのはドラマの台本だった。

和「実はこれ、ノンフィクションの俺らのドラマなんです！」

雅「俺らの？すっげー！」

俺らは台本を食い付くように見ながらニノの話に耳をかたむけた。

和「このドラマは大雑把に言うとドキュメンタリーみたいなドラマです。デビューした頃から今までの嵐の物語をドラマにしようと思ってます。もちろん、1つ1つ細かいことまでは時間が足りないので出来ませんが、だいたいのみなさんの記憶にある出来事はこの台本に書いてあると思います。」

翔「ねぇ？質問いい？」

和「何でしょうか？」

翔「ラストはこれどーなんの？」

和「それはですね、潤君に決めてもらいたいと俺は思ってます。」

潤「俺？」

和「はい。まぁ一切触れないで終わるってのもアリですが、潤君がみなさんに伝える機会として使ってもいいかなと。」

潤「んー…。まだ、時間あるからもうちょっと考えてから決めていい？」

和「いつでも大丈夫です。放送するのは来月末です。だいたい3時間位の物になる予定です。」

すごいなぁ。ここまでよく企画したなぁ。

おいら物語なんて浮かんだことないなぁ。笑

雅「今日から撮影開始なの？」

和「はい。セットとかの準備があるので1時間くらい空くのでその時間に各自台詞を覚えてください。15ページ目までのを。衣装とかはコンサートの時と同じサイズで作ってありますんで。…何か質問ある人いますかー？」

智「あ！髪の毛とかどーするの？」

和「金髪のところはカツラです！笑」

カツラかぁ。笑

和「じゃあ各自練習始めてください。」

嵐ー和「はーい！」

話終わるとニノは颯爽とどっかにいってしまった。

雅「ニノ行っちゃったー。」

翔「もー台詞覚えてんじゃない？」

潤「すごいね。」

智「ねぇー。」

それからおいらたちは1時間位で台詞を覚えた。

ガチャ

和「みんなー台詞はオッケーですか？」

雅「た、多分？笑」

潤「俺、大丈夫ー。」

翔「俺もー。」

智「多分だいじょぶ！」

和「まぁ若干怪しい人はいますが、着替えにいきますか！」

和「今日の衣装でぇーす！」

翔「うおー！なつかしー！」

雅&潤&智「おー！」

そこにはデビュー当時着てたあのスケスケのもあった。

これからの撮影がもう楽しみでしょうがなかった。