最後まで一緒にーPart2ー (ページ14)

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59話ページ14

智side

監「ハワイでの撮影、以上になりまーす！お疲れ様でしたー！」

おいらたちは、ハワイでの撮影に幕を閉じた。

楽しかったなぁ…。

松潤もずーっと笑ってたし…。

和「お疲れ様です、みなさん。」

翔「ニノもお疲れ。」

雅「めちゃめちゃ楽しかったねー！」

智「んふふ、相葉ちゃんずーっとハイテンションだったもんね。」

和「潤君はどうでしたか？」

潤「俺？俺は……すっごい楽しかった。一生の中で1番って言っていいくらい。だから…だからちょっとだけこのドラマを撮り終わってしまうのが怖い…。」

松潤の口から出た言葉はみんなが考えていたものではなく、普段強がって口に出さない彼の心の中の思いじゃないかとおいらは思った。

そんな彼の言葉にみんなで耳を傾ける。

潤「この撮影が終わったら、俺は死んじゃうんじゃないか、って。そういう考えが俺のなかにはあってさ…。」

ポツリと彼の瞳から涙が溢れた。

そんな彼が、松潤が儚くておいらは思わず抱きついた。

ギュッ

智「終わらないよ、松潤。ドラマが終わっても松潤はずーっと嵐だよ？まだまだ終わらないんだよ…。」

ギュッ

ニノも松潤に抱きつく。

和「そーですよ、潤君。まだまだやることはありますからね？」

雅「じゅーんちゃーん。」

翔「潤。」

2人も松潤の肩に手をのせる。

翔「まだまだ、これからだぞ？な？」

雅「そーだよ！盛りだくさんだよ！」

みんなの言葉に松潤は溢れる涙をぬぐって、

潤「…ありがと、みんな。」

微笑んでそう答えた。

空港までの車の中も、飛行機でも松潤はぐっすり眠ってた。

そんな松潤をみんな微笑ましそうに見てた。

松潤をじーっと見ていると時々、「ふふっ」と笑っているかのように頬が上がる。

「あ、なんか素敵な夢でも見てるのかな」そう思いながらおいらは松潤の頭を撫でた。

智「あ、二ノー。」

和「何ですか？」

智「ドラマのラスト、どーなったの？」

ずーっと聞こうと思ってて聞けてなかったドラマのラストについてニノに飛行機の中で聞いた。

和「あぁーラストですか？ラストはですね……やっぱ台本配るときに。」

智「えぇー、でもその様子じゃもう粗方できてるんでしょ？」

和「さすがですね笑もう、潤君と話して大体は決まってますよ。」

智「配ってからのおたのしみってことだね。」

和「そーゆーことです。でも、1つだけ言うなら潤君らしいラストですよ。」

智「気になるじゃーん。」

和「ふふ笑」