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Aside
sm「それにしても、Aが恋愛ねぇ」
有り得ない話だと思ってた。と笑い気味に言う彼は子供っぽい私に対し煽りも混ぜているのだろう。
残念ながら、私は一度恋愛？というものを経験済みだ。
彼だってその事を重々承知なはずだけど……。
「初めてじゃないし。一回付き合ったじゃん。私達」
sm「まぁ………………な」
そう。スマイルと私は昔付き合っていた。
とは言っても、ただの幼馴染だった時と若干距離が近かっただけで差程変わりは無かった。
その後も何だかんだあって『幼馴染でも良くない？』となったため別れる事を選択した。
それでもその距離がまた元に戻っただけで2人とも関係がぎこちなくはならなかった。
なかむときりやんは付き合っていた事も知ってるし別れた事も知っている。
ぶるーくとシャークんには言う必要がないと思ったのできっと知らないだろう。
別れたと報告した後はなかむもきりやんも特に動揺はしていなかったので、私達の関係が気まづくなる事はないだろうと彼らはきっと信用してくれているんだと思った。
sm「あん時お前に恋愛感情なんてもん無かっただろ」
「うーん…………ごめん。けど正直、今言われてみればそうだったのかも」
sm「まぁそんなの最初から知ってたけどな」
告ったのも振ったのも俺からだし、と目を伏せ淋しそうに笑った。
それにどうせ俺は＿＿＿＿。悪ぃ、不謹慎かもな。
開いた目には魂など宿っていないようで、希望を無くしたような沈んだ顔で過去を見つめているようだった。
それでもあの時、彼に変に気を持たせてしまったのであれば本当に申し訳ない話だ。
そんな人に追い討ちかけるようにこんな相談してるのはもっと最低では……。
sm「あのなぁ。俺はもう忘れようとしてるから、お前が気にする事なんざねぇの。今お前が夢中になってるのはきんときだろ？」
「む、夢中って……！」
sm「ほらみろ図星め」
真っ赤になった顔を指差され更に恥ずかしさが増した。
それと同時に、彼と今みたいな関係のままで居られる事に幸せを覚えた。
「スマイルも、いつか本気で好きになれるような人に出会ってね」
sm「そん時はお前より幸せになってやるからな」
「私も幸せになるし！」
sm「フッ。ハハッ」
憤怒の悪魔である彼がこれ程まで穏やかに笑う姿は、きっとこの先見る事は無いだろう。
今更彼の魅力に気付いたって、彼の言った通りもう私の中には青色でいっぱいなのに。
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うさちゃ(プロフ) - mekanさん» コメントありがとうございます！面白いと言って頂けて本当に嬉しいしとても光栄です！！これからも応援よろしくお願いします！！！笑 (3月26日 8時) (
レス) id: 1f3f4e31c6 (このIDを非表示/違反報告)
mekan - コメント失礼します！！めちゃくちゃ面白いです！！一つ一つの言葉がうまく表現されていて続きが気になりまくりました！！Nakamu さんのお話も頑張ってください！！ (3月20日 19時) (レス) @page20 id: facc464c1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさちゃ | 作成日時：2023年7月27日 12時
