後日談 (２) ページ33
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寝る前の身支度を整えてグリフィンドール寮にやってきた僕は、扉の門番である太った婦人に声をかけて寮の中に入れてもらった
中からはジェームズが出迎えてくれて、なぜかその後ろで取っ組み合っているリーマスとシリウスが目に入る
……そこに突っ込むとめんどくさい事になるから、特に触れはしなかったが
寮の中は暖色系でまとめられていて、青色を基調としている僕の寮とは正反対の印象だった
………暖炉の傍には大きなクリスマスツリーが飾られていて、噂に聞いていた若い頃のマクゴナガル先生の肖像画が壁にかけてあった
何だか、グリフィンドール寮の談話室は懐かしい匂いがして
"家族"を思い出させる雰囲気だった
ジェームズは僕が抱えていた枕を取り上げると、寝室に置いて来ると言って姿を消す
「さ、Aはこっちに来て！」
残された僕は、リーマスに連れられてソファーに座るように誘導された
ふかふかのソファーも赤色で、所々傷んだところがある所を見るとどうやらグリフィンドール寮生のお気に入りの場所らしい
「ココアでも飲む？それとも紅茶？ハチミツ入りのミルクもあるよ」
『ありがとうリーマス、でももう歯を磨いちゃったから……紅茶をお願いしようかな』
「紅茶だね！すぐに淹れてくるよ、待ってて！」
『あ！そんなに急がなくても……！』
リーマスは嬉しそうにソワソワとキッチンの方へ走っていった
談話室に残されたのは、僕とシリウスの2人だけ
………今朝まで彼の事を"セブルスを虐める野蛮な男子生徒"と認識していた僕は、目の前にドカりと腰掛けた彼が意外にも静かに本を開いたのを見て目を見開いた
すると、なぜかシリウスもこちらをチラチラと覗き見てくる
「………んだよ」
『え？』
「さっきから俺の方をじっと見て……そんなに俺が気になるのか？」
『……うん、まぁそうだね』
あんなに荒くれ者のイメージしかなかった彼が分厚い本を読み始めたのだ
気になるのも当然だろうと彼の言葉に頷くと、なぜかシリウスは顔を真っ赤にして本をバサバサと床に落とした
『どうしたの？大丈夫かい？』
「な、お、あ……っ」
パクパクと口を開けるシリウスに首を傾げながら、床に落ちた本を拾い上げる
『あ、この本僕も読んだよ
ストーリーが切なくて面白いんだよね』
「え？あ、あぁ……そんな、話もあったよな」
『……？』
シリウスのよく分からない返答にもう一度首を傾げながら本を机に置く
どことなく緊張した面持ちで、チラチラと僕を見ながらソワソワしているシリウスをじーっと観察していると、紅茶を淹れてきてくれたリーマスとジェームズが戻ってきた
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わさび(プロフ) - まめさん» こちらにもコメントを！！！それにリクエストまで！！！ありがとうございます！！！もちろん書かせて頂きます！少しお時間を頂くかもしれませんが、必ず書きますのでお待ちください🥰🥰🥰 (2月24日 22時) (
レス) id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
まめ(プロフ) - 本編でもコメントさせていただいたのですがこちらでもコメント失礼します！ポップウェル先生とルーピン先生の絡みとても可愛くて口角が下がりません笑ウィーズリー双子との濃い絡みを書いていただくことは可能でしょうか🙇🏻♀️´- (2月23日 22時) (レス) @page27 id: d55397a9df (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - やよいさん» こちらにもコメントを！！！ありがとうございます！！！更新滞ってすみませんでした💦 (12月24日 23時) (レス) @page31 id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
やよい(プロフ) - ハロウィンのお話てえてえです🥰勉強の活力にしてます！更新頑張ってください！応援してます！！ (11月13日 17時) (レス) id: e77642feeb (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - みのうらさん» ひぇぇぇ、そう言って頂けて嬉しいです！！！！元気出ました！！！！ (9月19日 22時) (レス) @page19 id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わさび | 作成日時：2023年4月22日 18時
