聖なる日の贈り物 ページ24
※この話は男主がまだ学生時代の話です。
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今日はクリスマスイブ
陽の光で目を覚ました僕は、冷たい床に足をつきながら自室の小さな窓を覆ったカーテンを開ける
『……わぁ』
真っ白な雪で化粧されたホグワーツは素晴らしく、レイブンクロー寮のある天文台から見える景色は銀世界そのものだった
ハラハラと降る雪に触りたくて、少し錆び付いた窓の鍵を回し両手で窓を開く
その瞬間、強い風が吹き込み思わず体を縮こませた
『ぅぅ寒いっ
……何て綺麗なんだろ』
クリスマス休暇で寮の子達は皆自宅へ帰ってしまった
帰る家のない僕は、今年もこのホグワーツで冬を越す
………クリスマス、か
『家族と過ごすクリスマスって……一体どんな気分なんだろ』
きっと、暖かくて和やかで……そしてとっても、幸せなんだろうなぁ
そんな事を思いながら降ってくる雪を触っていたが、どうにも寒さに耐えられずに窓を閉める
サンタクロースなんてものは信じちゃいないが、家族でお互いに送り合うプレゼントというものには憧れる
……5歳の頃までは僕にもちゃんと家族がいて
クリスマスには沢山のプレゼントを貰ったり、お祝いをしたりしてたっけ
あの時の幸せな気持ちを思い出し、ふとベッド横の本とローソクしか置かれていないサイドテーブルを見てため息をこぼす
……プレゼントなんて、親のいない僕に来るはずないか
『……朝食に行かなくちゃ』
何だかとても虚しくなって、僕はさっさと着替えると大広間に向かって寮の階段を降りていった
・・・・・・・・
大広間につくと、何かしら事情や目的があってホグワーツに残った少人数の生徒とそれを監督する先生達が朝食を取っていた
レイブンクローで残っているのは、女子男子……後輩や先輩を合わせても僕だけのようで、長い食卓にポツンと座る自分が何だかとても惨めに思えた
スリザリンの子達は全員家に帰ったみたいだな……あとは、ハッフルパフの子が数人と……
グリフィンドールは……、と赤い旗が揺らめく1つ隣りの机を見て『げ、』と眉をしかめる
「おいジェームズ！俺の糖蜜パイを取るんじゃねぇ！！！」
「あれ？だってシリウス糖蜜パイ苦手だろ？
これは親切で食べてあげてるのさ」
「ジェームズ……別にシリウスから取らなくたって、まだ君の皿に沢山残ってるじゃないか」
「ば！言うなよリーマス！」
さっさとご飯を食べてさっさと寮に帰ろう
そう決意して僕は食べるスピードを早める
そしてあと紅茶を飲み干すだけという所で聞きたくなかった声が聞こえた
「あれ？あそこにいるの、ポップルウェルじゃないか？？？」
……最悪だ。
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わさび(プロフ) - まめさん» こちらにもコメントを！！！それにリクエストまで！！！ありがとうございます！！！もちろん書かせて頂きます！少しお時間を頂くかもしれませんが、必ず書きますのでお待ちください🥰🥰🥰 (2月24日 22時) (
レス) id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
まめ(プロフ) - 本編でもコメントさせていただいたのですがこちらでもコメント失礼します！ポップウェル先生とルーピン先生の絡みとても可愛くて口角が下がりません笑ウィーズリー双子との濃い絡みを書いていただくことは可能でしょうか🙇🏻♀️´- (2月23日 22時) (レス) @page27 id: d55397a9df (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - やよいさん» こちらにもコメントを！！！ありがとうございます！！！更新滞ってすみませんでした💦 (12月24日 23時) (レス) @page31 id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
やよい(プロフ) - ハロウィンのお話てえてえです🥰勉強の活力にしてます！更新頑張ってください！応援してます！！ (11月13日 17時) (レス) id: e77642feeb (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - みのうらさん» ひぇぇぇ、そう言って頂けて嬉しいです！！！！元気出ました！！！！ (9月19日 22時) (レス) @page19 id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わさび | 作成日時：2023年4月22日 18時
