帰ろうよの段 ページ32
竹谷「A先輩、この辺にしましょうか？」
『そうだな。全体を見渡せるし、丁度いい場所だ。』
任務に来ている六年生と八左衛門
一緒に行動しているAと八左衛門の二人は、偵察へと向かっていた
丁度、見晴らしのいい場所を見つけた所であった
『しかし…どのような人物なのかもわかっていない忍者を捕まえるとは…』
竹谷「何かしら理由がありそうですね。」
『どうやら今回任務の対象となっている忍者は、毒の密売なども行っていると聞いた。』
竹谷「となると…全体的にどの城にも狙われていそうですが…」
今回の任務対象の忍者について話していると、突然すぐ近くから大きな音が聞こえた
八左衛門は、微塵を構えるとAに待っているように頼み、音のした方へ向かった
残ったAも周囲を警戒しながら、辺りを見回す
どうもさっきから、誰かの気配がするのだ
『(確実にすぐ側に誰かが居る。…視線が来るのは上？)なっ⁈』
上を見上げたAが見たのは、顔を隠した任務対象の忍者だった
驚きのあまり、距離を置こうとしたAだったが腕を掴まれると口に布を当てられた
『んー！んんー！』
「大人しくしてろよ？お前にはこれからやって貰わなきゃいけない事があるんだから。」
『ん…』
すると、其処へ八左衛門が戻って来た
八左衛門は、敵に何かをされたであろうAの姿を見て目を見開いた
竹谷「お前！A先輩に何をした⁈」
「ちょっと、薬を飲ませただけだよ。」
ニヤリと笑う忍者に八左衛門は、殴りかかろうとする
しかし、それはAの言葉によって止めらた
『八左衛門…来ちゃ…だめだ…』
竹谷「A先輩…目が…」
Aの瞳は真紅色に染まりかけており、虚ろな瞳をしていた
弱々しい声で八左衛門に来るなと言い終わった瞬間、力が抜けたように倒れ込んだ
「やっと効いたか。それじゃあな。」
竹谷「待て！」
手を伸ばした八左衛門だったが、後ろからもう一人の忍者に押さえつけられた
必死に抵抗するが、一瞬にして手首を縄で縛られてしまった
「悪いな。お頭の命令なんだ。」
竹谷「くっ…何が目的だ…」
「それは言えないな。そんじゃあ。」
敵の忍びが去った後、八左衛門は必死に縄を解こうとする
そんなことをして居ると、中々集合しない二人を心配したのか六年生が集まって来た
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 75人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「忍たま」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
satochan0101(プロフ) - アクヤさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2019年8月11日 11時) (
レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
アクヤ - 頑張って下さい（*＞ｖ＜*） (2019年8月11日 9時) (レス) id: 64d635022a (このIDを非表示/違反報告)
satochan0101(プロフ) - 桃華さん» 本日は、晩御飯を食べ終わってから更新します！沢山かはわかりませんが、出来るだけ多く更新出来るようにします！ (2019年7月18日 20時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
桃華 - 今日は沢山更新なさるのですか？ (2019年7月18日 19時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)
satochan0101(プロフ) - 桃華さん» お楽しみに！先程、続編に続きを更新しました！ (2019年7月18日 18時) (レス) id: 6c2642fcb1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：satochan0101 | 作成日時：2019年6月24日 17時
