苺4粒 ページ5
??「ころん!」
後ろからの声に、呼ばれてるのはころんくんだというのに、
わたしまで振り向いてしまった。
あまりにも、心地よくて素敵な声だったから。
声の主が、気になってしまった。
ころん「さとみくんじゃん!なんでここにいんの?」
さとみくん、と呼ばれた人はころんくんの頭を撫でながら、
「委員会。」
優しそうな笑顔。
なんか、惹かれるなぁ。
モテそうだなぁ。
ころん「さとみくんも図書委員かよ」
さとみ「嫌そうだな?」
ころん「さとみくんだるいってー」
さとみ「そんなこと言うなって〜、、」
会話を聞いてる限り、かなり親しい関係なのが分かった。
でも、気になったことがひとつ。
さとみくんと呼ばれた人は、1年生じゃない。
上靴の色が違う。
こんな親しいってことは、同じ中学の先輩かな?
もし、そうだとするなら、この人は3年生?
わたしね、中学からころんくんとは仲良かったから、ころんくんの友達とも面識があったんだ!
るぅとくんと、ジェルくんっていうんだけどね。
2人とも優しくて面白くて、大好きな先輩なんだ!
そして、わたしが知らないってことは
わたしが転校してくる前にいた人。
つまり、3年生!ということだ!!!
Aちゃん予想ばっちり!!天才!!
さとみ「ねえ、?」
「ひゃい!!?」
肩を、叩かれた。
どうやらさっきから話しかけられていたらしい。
推理に集中しすぎたようだ……
さとみ「ころんの友達?名前なんていうの?」
「あ、えっと!雨宮です。雨宮Aです!ころんくんとは中学校から仲良くさせていただいております!」
やばい。
緊張する。
敬語、変になってないかな。
なんでこの人の前でこんなにドキドキしちゃうんだろう。
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莉犬くん
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作者名:雨 宮 。 | 作成日時:2019年8月16日 22時