2 「家族」 ページ10
がちゃ、と音がして、一松さんは家のドアノブを回しました。
すると、
十「にーさーん!!そこ危ないでっせ!!!」
一「え。」
ぶしゅうううぅぅ。
真っ白な蒸気が、一松さんの顔に。
『っ!』
私が驚いて、ぱたぱたと煙を手で仰ぐと、「ありがと」と。
それから一松さんはぶんぶんと左右に顔を振ると、煙の向こう側に向かって怒鳴った。
一「十四松!!
全自動飛行廻船を使うのは外でな、って約束しただろ!!」
十「わはーっ」
煙が段々晴れて目を凝らすと、そこには一松さんによく似た人が立っていた。
服の袖は長く、それで口元を隠していらっしゃる。
十「ダメなんすかー?」
一「まだ改良が必要な作品だから、って言ったでしょ……。
それに、それ大型船だからこんな狭いところで動かしたら、家が壊れる。
……誤作動だったからよかったものの……」
額に手を当てる一松さん。
十四松さんは「今度から気をつけマッスル!」と綺麗な敬礼をされていました。
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~なごみねこ~ - 私、スチームパンク松めっちゃ好きで、しかも一松推しなので読んでて楽しいです!(*´ω`*) 更新頑張ってください♪ (2017年6月26日 22時) (レス) id: b015a94892 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくりまる松(プロフ) - いっちー優しいよぉ……これからの展開が楽しみです!更新頑張ってくださいp(^-^)q (2017年6月25日 0時) (レス) id: 7c2c31c663 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:絵琉 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/satisfy15/
作成日時:2017年6月24日 22時