↓ ページ12
十「そう言えば、名前なんて言うんっすかー?」
こてん、と首を傾げる十四松。
『え、名前、ですか?』
十「そうそう!!」
ぱちんっ、と弾かれた様に。
一松さんは此方を見ました。
そして、安定した声音で私にこう問います。
一「……君の元の主……。
あいつは何て君のことを呼んでた?」
『お父さん、ですか?』
一「……っ。
まぁ、そう。」
少し言葉を濁した一松さんを不思議に思いながら。
『お父さんは、私のこと「Number3」って呼んでました。』
一「……Number3。」
私の言ったことを復唱して、一松さんは顔色を変えました。
十「一松兄さん、どうかしたんっすかー?」
一「……いや。」
右手で口元を覆った一松さん。
いったい何があったのだろうと思いました。
一「……十四松、機械倉庫に彼女を連れて行って。
俺は兄さん達を呼んでくる。」
十「了解しました!」
一「……頼む。」
そこまで言うと、一松さんは部屋の奥へと入っていかれたのでした。
26人がお気に入り
「アニメ」関連の作品
この作品が参加のイベント ( イベント作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
~なごみねこ~ - 私、スチームパンク松めっちゃ好きで、しかも一松推しなので読んでて楽しいです!(*´ω`*) 更新頑張ってください♪ (2017年6月26日 22時) (レス) id: b015a94892 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくりまる松(プロフ) - いっちー優しいよぉ……これからの展開が楽しみです!更新頑張ってくださいp(^-^)q (2017年6月25日 0時) (レス) id: 7c2c31c663 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:絵琉 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/satisfy15/
作成日時:2017年6月24日 22時