1 「カミサマ」 ページ1
ごぽごぽ音を立てる、緑の液体の入った何とも奇妙な装置。
私はその中で生活しています。
腕に付けられたチューブの様なものが、何とも鬱陶しく感じます。
「……何だ、こいつも同じ結果か」
この白い白衣を着ているのは、私の「お父さん」です。
孤児院にいた私を、お父さんは拾ってくれました。
分厚い黒の眼鏡をつけて、毎日決まった時間に会いに来てくれます。
お仕事が忙しいんでしょう。
ぶつっ。
『っう!』
コードが抜かれて、水が抜けていく。
私はへたりとその場に崩れ落ちました。
それと同時に、コードもただの異物のようにぼとぼとと床に落ちてしまいます。
毎週ほんの数時間だけ、私は外界を歩くことができるのです。
ちゃんと普通の場所でも、息は吸うことができるんですよ。
「Number3。
今日は来客が来られるんだ。
リビングに服を一式置いてあるから、準備をしなさい」
こういうところは、優しいお父さん。
ふらつく足で、私は部屋へと向かいました。
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~なごみねこ~ - 私、スチームパンク松めっちゃ好きで、しかも一松推しなので読んでて楽しいです!(*´ω`*) 更新頑張ってください♪ (2017年6月26日 22時) (レス) id: b015a94892 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくりまる松(プロフ) - いっちー優しいよぉ……これからの展開が楽しみです!更新頑張ってくださいp(^-^)q (2017年6月25日 0時) (レス) id: 7c2c31c663 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:絵琉 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/satisfy15/
作成日時:2017年6月24日 22時