朝から生姜焼き＊北山Side ページ29
朝起きると、腕の中にいるはずのAちゃんがいなかった。
可愛い寝顔を見られなかったことを少し残念に思いながら寝室を出るとキッチンからすごく心地いい料理の音が聞こえてくる。
Ki「弁当頼んだんだった…」
昨日自分が頼んだことを思い出して、そう呟いてしまう。
キッチンへ行くとAちゃんがおはようございますと挨拶をしてくれる。
Ki「おはよ。弁当のために早起きしてくれたの？」
「はい、もうすぐできますよ。」
Ki「ありがと、じゃあ着替えて準備してくる。」
俺はそう言って自分の部屋で適当に着替えて忘れ物の無いように準備する。
キッチンで朝から鳴る料理の音、それが好きな人によるもので、自分のために作ってくれてるなんて…
夢じゃないよな？なんて思えてしまうほどの幸せを感じていた。
準備を終えて再びキッチンへと戻ると、Aちゃんがちょうどお弁当の蓋を閉めようとしているところだった。
「北山さん！出来ましたよ！」
そう言ってお弁当を渡してくれる姿が可愛すぎて内心悶絶。
でも気付かれないように必死で普通なふりをする。
Ki「ほんとありがと。これで今日も頑張れそうだよ。」
嬉しすぎて少しにやけてるのばれたかも、とは思ったものの、まぁ大丈夫なレベルだったはずだと思うことにした。
可愛くいってらっしゃい、って言ってくれるAちゃんに行ってきますと手を振って、玄関を出る。
マンションの下で待っててくれたマネージャーの車にはすでに藤ヶ谷が乗っていて、お互い軽く挨拶だけ交わす。
マネージャーによるとこの車は俺と藤ヶ谷しか乗らず、ニカ千と横尾さんは別の車で、玉と宮田もさらに別の車で移動するらしい。
その話に相槌を打ちながら、俺は弁当を開けた。
すっげーうまそうな弁当。
生姜焼きももちろん入れてくれてるけど、弁当の定番ともいえる卵焼きやウインナーも入っているし、野菜もちゃんと入ってる。
きっとバランスまで考えて作ってくれたんだろうなーと思いながら食べようとすると横からの視線に気づく。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 191人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
4It5g(プロフ) - 柊李さん» そうなんですね!!ありがとうございます!!これからも楽しみにしています!!!! (2019年6月5日 21時) (
レス) id: ca5fd267e4 (このIDを非表示/違反報告)
柊李(プロフ) - 4It5gさん» ありがとうございます！龍の件、まだ解決してないですから出てきます！！また一波乱起こしてもらおうと思ってますよ( ´艸｀) (2019年6月5日 20時) (レス) id: 9e2e057872 (このIDを非表示/違反報告)
4It5g(プロフ) - こんばんは!!いつも楽しく読ませてもらっています!!今後、龍は出てくるのでしょうか?? (2019年6月5日 20時) (レス) id: ca5fd267e4 (このIDを非表示/違反報告)
柊李(プロフ) - ゆーりさん» ありがとうございます！！今晩も遅くなりますが更新予定です！！これからもどうぞよろしくお願いします！ (2019年4月23日 19時) (レス) id: 9e2e057872 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーり(プロフ) - 続きが凄い楽しみです。これからどうなるのかなや誰と付き合うのかなとドキドキします。更新楽しみにしてます (2019年4月23日 7時) (レス) id: 5917727acc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：柊李 | 作成日時：2019年4月18日 0時
