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あの人 ページ43

意識を取り戻した時にはもう全てを理解した。

今、私は見慣れた部屋の床に横たわっている。
しかも自由を奪われて。

きつく縛られた足首と手。
手は前で縛られているが、きつく縛られすぎて動かそうとするとロープが擦れて痛い。


首の違和感は首輪。
その首輪から伸びたロープが部屋の柱に繋がっている。


忘れたい記憶が蘇ってくる。




どうして私の居場所が…

いくら考えてもわからない。



わかるのはただ一つ。
私はあの人に捕まったということ。


……私の元カレの龍(りゅう)。







私がいる部屋の外から足音が聞こえてくる。
そして扉を開けて龍が入って来た。



龍「起きたか?いきなり気絶したから心配したぜ。」


「…。」


龍「無視してんじゃねーよ!!!」


パシンッ


何も言わない私にキレた龍に強めに頬を叩かれる。


龍「…また躾しなおさねーとな?」


龍はそう言うと私の髪を掴んで私を起き上がらせた。


「いたっ……」


龍「俺の目を盗んで逃げるなんて、ずいぶんなめた真似してくれんじゃねーか。」


「放して…」


龍「は?お前誰にもの言ってんだ?Aのくせに調子乗んなよ?」


そう言った龍は私を突き飛ばした。

そして私に馬乗りになるとブラウスを無理やり引き裂かれ、下着と胸元の傷が露わになる。


「いやっ…やめて…」


私を見下ろす龍は狂気に満ちた表情だった。


龍「この傷だけじゃ足りなかったか…?」


胸元の傷を撫でながらそういう龍に嫌な予感しかしない。

龍は一度私から離れ、テーブルに置いてあった煙草とライターを取る。

私はその隙に逃げようとしたけど足も縛られている今の状況では仰向けだった身体をうつ伏せにすることくらいしか出来ない。


龍「おいおい、逃げられると思ってんのか?」


龍はそう言いながら煙草に火を着け、ゆっくりと近づいてくる。
煙草の香りが部屋に漂う。


私のすぐ傍まで来た龍は私を足でもう一度仰向けにし、馬乗りに。

頬に涙が伝う。

こわい。



龍「泣いてんのか?相変わらずそそる泣き顔だなぁ?」



そういうと私の身体の横にライターと煙草の箱を置き、片手で私の腕を頭上で固定した。

消えない傷→←逆戻り



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設定キーワード:キスマイ , 北山宏光 , 幸君   
作品ジャンル:恋愛
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ナナ - ヒロインさんが逃げて助けられたのが本当に良かったです。 (4月18日 12時) (レス) id: 2f50dbd382 (このIDを非表示/違反報告)
4It5g(プロフ) - ありがとうございます!!楽しみにしています!!!! (4月17日 7時) (レス) id: ca5fd267e4 (このIDを非表示/違反報告)
柊李(プロフ) - 4It5gさん» ありがとうございます。少しですがアップしました。明日も更新する予定ですので楽しみにしていてくださると嬉しいです。 (4月17日 0時) (レス) id: 61b50e5ecf (このIDを非表示/違反報告)
4It5g(プロフ) - 続きが早く読みたいですー!!!!いつもわくわくしながら読んでます。 (4月12日 18時) (レス) id: ca5fd267e4 (このIDを非表示/違反報告)
柊李(プロフ) - ナナさん» コメントありがとうございます!励みになります!展開はある程度決めているので楽しみにしていてくださいね!!出来るだけ早く物語を進めるように努めます。 (4月3日 16時) (レス) id: 9e2e057872 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柊李 | 作成日時:2019年2月1日 1時

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