第2話【音宮 唯】 ページ2
『……もう部活、来てたんだ。』
そう言って、葛葉に近づく。
『あ、唯。起こしちゃ悪いと思って。』
そうしれっと言う目の前の男は赤葦葛葉。俺の親友だ。
『それで寝坊したらどうしてくれてたの……。』
そう言いながら、ボールを掴んで……
『……葛葉、いくよ。』
葛葉に渡す。そしたらすぐにふわっとしたボールが投げられた。
俺は手慣れた手つきで、トスをあげる。
バシッ
葛葉の見た目にそぐわない、力強い音。スパイクが綺麗に決まる。
『……いいんじゃない?今日も。』
そう言って、大きなあくびをひとつ。
『うん、今日もいい感じ。……もう1本。』
『……こんな朝早くから……。』
ぶつぶつ呟きながらも嫌ではない。
今日もいいトス、あげたげるから。
そう言って、またスパイク練。ひたすらに、ただただひたすらに打ちまくる音。シューズの音。
キュッ……
ひたすらにスパイク練をしてると、体育館の入口の方から、人の気配がした。
今はまだ自主練。もうすぐ、すごくハードな朝練が始まる。
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魔空(プロフ) - 更新終わりましたー (2017年6月30日 21時) (レス) id: 808a2f7770 (このIDを非表示/違反報告)
魔空(プロフ) - 更新します (2017年6月30日 20時) (レス) id: 808a2f7770 (このIDを非表示/違反報告)
孝花(プロフ) - 更新終わりました! (2017年6月30日 0時) (レス) id: 5379db6fdf (このIDを非表示/違反報告)
孝花(プロフ) - 更新します! (2017年6月30日 0時) (レス) id: 5379db6fdf (このIDを非表示/違反報告)
坂本ムサシ(プロフ) - 更新終わりました。 (2017年6月27日 10時) (携帯から) (レス) id: 098600d6aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒猫輪廻 x他2人 | 作者ホームページ:
作成日時:2017年6月24日 21時