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(リーマスがちゃんとあいつの気持ちに応えてやれば、俺はこんな気持ちにならずに済んだのに....こいつが人狼じゃなかったら、俺と親友じゃなかったら ___。....リーマスとAが出会っていなければ、俺はあいつの事を"ちゃんと"好きで入られたのに...！)
「...ねぇ、ジェームズ達どこ行ったか知ってる？また悪戯してるんだったら、僕止めに行かないと。全く、今年でもう五年生なのに、彼らもよく続けてられるよね ____
「なんでお前なんだよ...。」
「....え？」
俯きがちにベッドから降り立つシリウス。その表情は、すぐそばにいるリーマスからも伺えない。だが、その言葉には彼にも心当たりがあった。
「何でお前なんだよ...！！なんでお前のことを...。あいつは....Aは...！」
「...シリウス、聞いてくれ。彼女とのことは...」
「何もないって？いつもみたいにそうやって答えるのか？俺の気持ちも...あいつの気持ちにも...！...お前は気づいてるってのに！？」
「...っ...。」
リーマスは言葉が出なかった。今までシリウスの気持ちにも、Aの気持ちからも逃げ出して、彼女から離れることで自分の心を安全な場所へと隠してきたツケが回ったのだ。シリウスの苦しみはリーマスが背負わせたものだ。だが、リーマスも自分の可愛いさが為だけに今まで彼女を避けてきたのではないことは明白だった。
「....お前は良いよなっ。あいつを傷つける言葉を言っても許されて、それでも尚あいつからは愛されてっ ___
「僕が良いだって！？君に言われたくないよ...！」
シリウスの勢いに煽られ、リーマスも声を張り上げる。
「君は色んなものを持ってるじゃないか！彼女と釣り合う血筋も、容姿も、人望も、自分の望む生き方も！...僕には無いものだ。....僕には出来ないんだよ！僕は君みたいに、家出ごときじゃ苦しみからは解放されないんだ...！」
「なんだと...！」
シリウスは激高した。自身が今まで苦しんできた家の呪いを"家出ごとき"と言い放たことに。確かに彼の抱える"人狼"であるという大きな苦しみに比べれば、自分の悩みは小さな事だったのかもしれない。だが、それだけのことで彼女の事を諦めて、傷つけた彼の事が許せなかった。
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ちひろ。！(プロフ) - コメント失礼します！このCSSなのですが、なんて調べれば出てきますか??~_~; (2021年3月11日 17時) (
レス) id: df9615165f (このIDを非表示/違反報告)
烏の宿り木(プロフ) - とても胸に響く作品で、主人公に感情移入しすぎて泣いてしまいました。1年でも2年でも3年でも待ってますのでゆっくりと休んでください。主人公の幸せとさんさん様の幸せを願って（上から目線ですみません）またお会いできる日を楽しみに待っています。 (2020年4月9日 21時) (レス) id: 96c6daa713 (このIDを非表示/違反報告)
さんさん(プロフ) - ぴさん» コメントありがとうございます。余裕がある時にまた作品を更新したいと思います。それまで待っていて頂けると嬉しいです。 (2020年3月26日 5時) (レス) id: 139e20040f (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - 更新楽しみにしています>< (2020年3月16日 2時) (レス) id: 5f671b2301 (このIDを非表示/違反報告)
さんさん(プロフ) - 玲さん» また時間がある時に、玲さまの作品も拝読したいものです。ご理解のあるお言葉、本当にありがとうございました。これからも少しずつではありますが、お話を楽しみに待ってくださる方の為に頑張ります。 (2020年3月7日 2時) (レス) id: 139e20040f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さんさん | 作成日時：2019年12月22日 22時
