Part3 ページ4
『あっあの…？』
私は失礼な声を上げたことを謝罪したつもりだったのだが
どうやら彼が予想していた答えとは違ったようだ。
先程から黙り込んでずっと何かを考えている。
なんの時間なんだこれは…？
『と、とにかく失礼しました。私はほかのゲーム屋あたるので、それは貴方が買ってください』
なるべくこの場を切り抜けたかった私は
半ば早口でまくし立て、その場を去ろうとした。
「ちょ、ちょ、ちょっと待ってください」
『えっ…と…まだ何か…？』
もういいではないか。これ以上何を話すというのだ。
私はほかへ行く。貴方はそれを買う。それでいいじゃないか。
まさか貴方がどうぞ、いや貴方がどうぞ、と譲り合いが始まるというのか。
そんな事は面倒臭いことこの上ないためどうしても避けたい。
「貴方、俺の事知ってます…？」
『…は？』
今日イチ失礼な声を上げてしまった。
初対面の人に対して『は？』など失礼の極み。
慌てて私は謝罪し、彼に向き合った。
『えっと、すみません。どこかでお会いしたことありましたかね…？私は存じ上げないです。』
その一言で彼はみるみる表情が変わっていくようだった。
本当になんなんだこの人は？？？？？？？？
「いや、あの、すみません。俺、勘違いしてました。」
今更ながら、見た目にそぐわない礼儀正しさを持ち合わせているなと失礼なことを考えつつ、彼の言葉の意を考えた。
しかし一向に彼の発言は理解できそうにない。
これは聞いた方が早いだろう。
そう思い私は話を聞くことにした。
すると彼は
「ここではちょっと…それより、せっかくこのゲーム譲って頂いたので、お礼としてほかのゲーム屋、俺も一緒に探します。」
そう言って私の返事を聞く前にレジへ小走りで向かっていった。
『ちょっ…？！』
いやいやいやいやありえないでしょ…。
いや律儀というかなんというか…。
普通見ず知らずの人にそこまでしないよね…？
それとも道中に話したいことでもあるのだろうか…。
一瞬『路地裏』『カツアゲ』などのワードが頭を過り身が震えたが、すぐに抹消した。
人を見た目で判断してはいけない。
私はとりあえず店前で待つことにした。
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kyyyyy(プロフ) - 佳奈さん» ありがとうございます！なかなか更新出来ずにいますが、是非気長に待っていただけると嬉しいです泣 頑張って更新します！ (2019年8月17日 12時) (
レス) id: 0d836efdc2 (このIDを非表示/違反報告)
佳奈(プロフ) - めっちゃ好きです。楽しく読ませていただいています！更新頑張ってください、応援してます！ (2019年8月16日 23時) (レス) id: 126972c2b9 (このIDを非表示/違反報告)
kyyyyy(プロフ) - ポームポーム様 ありがとうございます！お昼は食べてください笑 亀更新ですが是非これからも応援よろしくお願いします！ (2019年7月8日 18時) (レス) id: 0d836efdc2 (このIDを非表示/違反報告)
ポームポーム - コメント失礼します。本当に面白いです！ついお昼食べ損ねちゃいました(笑)それぐらい面白いし、楽しく読ませて頂いてます！！更新待ってます！頑張ってください^ ^ (2019年6月15日 12時) (レス) id: 342bde7b9f (このIDを非表示/違反報告)
kyyyyy(プロフ) - loveel1216様 本当ですね！ご指摘ありがとうございます！訂正しておきます！これからもこの小説をよろしくお願いします！ (2019年6月5日 11時) (レス) id: afe7e0534c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レイル | 作成日時：2019年2月25日 22時
