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NOside
ガタガタと車体を揺らしながら
車が高専への帰路を走る
五条の隣では疲れ果てたAが爆睡していた
五条「(いや…爆睡にも程があるだろ…)」
振動が起こるたび
頭を窓にガンガン打ちつけてるのに
Aは一切目を開かない
五条はそんなAを見ながら
さっき車に向かう途中にAとした会話を思い出していた
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五条「…つーかお前
さっきまで怒ってただろうが
それはもういいのかよ」
『…?怒る??』
五条「ここらへん歩いたとき…
呪霊に襲われる直前だよ、怒ってただろ」
『あ、あー!
えっと…怒ってた…んですけど
呪霊が襲ってくる直前に五条先輩が
"心配して"とおっしゃったので…
私の早とちりだった可能性が十二分にあるなと…』
五条「早とちりぃ?」
『はい…
実は数日前お会いした呪術師の方に
補助監督の皆様をバカにする言葉をそれはもうたくさん並べられて…
変に敏感になってたみたいです』
五条「あー…なるほど…」
『…バカですよね、私
五条先輩がそんなこと言うわけないのに…
ごめんなさい』
五条「………????
いやちょっとまて、何だその絶大な信頼」
『はい?』
五条「いや"はい?"じゃなくて
俺がそんなこと言うわけないって??」
『?、はい、言わないですよね?』
五条「何でそう思うんだよ!」
『え…だって…五条先輩だから…』
五条「はぁ…?」
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『クー、スー、んぐ、プピー』
五条「(こいつ俺のことどんな人間だと思ってんだ?
たしかに補助監督のこと下だとかは言わねえけど…
…こいつの中の俺の人物像が全然わかんねえ)」
五条は未だに頭をガンガンうちつづけているAを横目でみる
そのとき
五条は運転席の補助監督が
Aをチラチラみているのに気がついた
五条は途端に不機嫌な顔になるが
補助監督も五条もその顔には気づかない
五条「(だから言ったんだよ…
誰にでもニコニコするなって)」
五条はため息をついて
車が赤信号で止まったタイミングで
もぞもぞ動き始めた
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街角のドーナツ屋(プロフ) - 屋久屋さん» ありがとうございます!!ぜに最後まで見届けてやって下さい! (2022年12月21日 22時) (レス) id: 2c7b5feb18 (このIDを非表示/違反報告)
屋久屋 - まじで最高。五条の「好ぎ」は笑った😂 (2022年7月26日 12時) (レス) @page49 id: 7da54e53b8 (このIDを非表示/違反報告)
街角のドーナツ屋(プロフ) - 時さん» ありがとうございます〜〜!!私もいただいたコメント読んでニヤけてます(笑)これからも時さんにとって尊いゴジョでありますように!続編もよろしくお願いします! (2021年6月13日 16時) (レス) id: 282020a4c4 (このIDを非表示/違反報告)
時(プロフ) - も、あの、好きです(唐突な告白)あの、あの(尊すぎて言葉が出ない)ずっとニヤけて読んでます。最高の需要をありがとうございます!!これからも無理せず、更新頑張ってください!応援してます!ゴジョが尊い……!!ありがとうございます作者様! (2021年6月13日 15時) (レス) id: 65803b71a1 (このIDを非表示/違反報告)
街角のドーナツ屋(プロフ) - 華生さん» 刺さりましたか!?コメントまでもらえて二重に嬉しいです〜!!(*ノ▽ノ*)面白いと言ってもらえるとほんとに自信になりますしやる気に繋がります!ありがとうございます!!!! (2021年6月8日 0時) (レス) id: 282020a4c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:街角のドーナツ屋 | 作成日時:2021年4月12日 12時