【NARUTO】ユラユラ【サソリ】

ヘィ、鳥(タクシー) ページ26

サソリ「餌の役ご苦労だったな。下僕。」

「！？」

音も立てずに忍び寄っていたサソリ・・・が、入っているであろうヒルコは、尾を長く伸ばし、敵の身体を容赦無く貫いた。

「ギャアアアアアァァァ！！」

Aがいつも使っている物とは桁違いの強力な毒が塗られているであろうヒルコの尾・・・

サソリはそれを捻る様に男の腹から抜いた。

人間は死に際三十分までは即死と見なされるらしいが、彼の場合は一秒も与えられなかった程の・・・悲鳴をあげる隙もない、本当の意味での即死だっただろう。

Aとは違い、たったひと刺し。

ここからもAとサソリの力の差が見て取れる。

貴方「あ、あのー・・・サソリさん？」

サソリ「何だ。」

貴方「あともう少し深かったら私にもヒルコの尾が突き刺さっていたんですけど・・・？」

サソリ「チッ・・・惜しかったな。」

貴方「はい！？」

デイダラ「お、旦那。もう終わったのか？」

サソリ「あぁ。こいつが最後のひとりだ。」

デイダラ「そうか・・・結局オイラの役目なかったな。うん。」

サソリ「役目ならまだあんだろうが。さっさと帰るぞ。鳥出せ。」

デイダラ「オイラはタクシーじゃ無ぇぞ！！うん！！」

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