【NARUTO】ユラユラ【サソリ】

傀儡使いの実力 ページ19

早速Aはサソリから貰った巻物から道具を口寄せした。

中には思っていたよりも多くの傀儡の材料が入っており、小さなテーブルから数個の部品が溢れた。

貴方「こ、こんなに沢山・・・？な、何を作ればいいのかな・・・？」

そう言ってはいるが、どれ程沢山の材料が有ろうが作る傀儡は限られている。

基、Aはそこまで傀儡の扱いが上手い訳ではないからだ。

両手の全ての指を使わないと傀儡一体を動かす事は出来ない。

現風影である我愛羅を助けた人物として有名なチヨの様に指一本で傀儡一体を動かす事が出来るのであれば、どんな傀儡であっても動かせるのだろう。

それこそ、赤砂のサソリであっても・・・

貴方「私にはどうせ、才能なんて無い・・・」

それだというのにカンクロウには何故か甘やかされ、エリートの先輩からは冷たい目で見られ、大切な傀儡は壊されて・・・

まるで、傀儡使いを辞めろと言わんばかりに誰も自分の存在を知らない時代に飛ばされた。

この時代のAはまだ赤ん坊だろうか・・・小さな子供だろうか・・・

それとも、自分がこの時代に居ることで消滅してしまっただろうか・・・

貴方「もぅやだ・・・本当に辞めちゃいたい・・・」

サソリ「なら辞めろ。」

貴方「！」

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