Valentine3 ページ10
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放課後。
バレンタインに一人かで寂しく帰っていると、俺の家の前で待ち伏せをする一人の女が俺の瞳に入る。
成宮「…え、」
そこには、両手を息で温めているAの姿があった。
成宮「…A。」
ゆっくり近付いてそう言うと、パッと顔をあげて笑うA。
A「…もう!遅い!」
成宮「…つか寒くね?中入る?」
この時は
Aが好きだって気づいたばっかで、
どう接していいのか分からなくて、
上から目線をしてしまうという始末。
A「…いいよ、ここで。
…ていうかチョコ何個貰ったの?」
…貰ってない
なんて言えない。
…Aのしか貰う気ない
なんて言えない。
…Aが好き
なんて言えない。
成宮「…分かんない、友達にあげた。」
A「…あんたねぇ…」
呆れながらそう言うAは、スクールバッグの中から、袋を取り出す。
A「ほんとは一番最初に渡したかったんだけどね…どうせお母さんとかお姉さんが最初でしょ?…だから
…鳴!?」
「一番最初に渡したかった。」
それ以外の言葉を聞かずにAに抱きつく。
だって、
今年以外は、前日に渡してくれてたのに。
今年は彼氏が出来たんだって不安になって。
貰えないんだって思って。
悲しんでた俺が馬鹿みたいだ。
成宮「…ふーん、当日の一番最初に渡したかったんだ。」
A「だって中学校最後のバレンタインでしょ?」
成宮「だから彼氏出来ないんだよ」
A「あんたは人の事言えないでしょー。」
成宮「俺好きな人居るしー。」
A「え、誰ー。」
成宮「近々言いますー。」
この時のバレンタインでAの事が大好きって分かったんだ。
俺にはA以外要らないって。
…さて、
今年こそはAを俺色に染めますかね。(笑)
おまけ・Valentine end...
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皆様は大事な人に渡せたでしょうか?
駄作者である苺兎から、皆様に、バレンタインである今日、このおまけを送ります♪
そして、これから更新が劣ります。
3月中旬にはいつも通りになると思いますので、ご了承ください。
評価の方も、お願いします=´・ω・`=
それでは!
2017.02.14.苺兎.
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作者名:苺兎 | 作成日時:2017年2月5日 20時