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◆006…俺のこと ページ6







A「…え、」



Aの指に、自分の指を絡め、ギュッと握る。

すると、顔を下に向けて小さく頷く。



…ちょっと、待って。
こんなにAが恥ずかしがることなんて滅多に無くね?
…ってことはそんくらい、そいつの事が…?



成宮「…誰。」

A「え、何。」

成宮「誰なんだよ。」



俺の機嫌が変わったのを見て、戸惑うA。
…しょうがないじゃん。
Aのことが好きなんだから。



成宮「…年下?」

A「…まぁ、…」

成宮「身長は?」

A「まぁ、私よりかは…?」



…そこまでは良かった。
だって、俺にも当てはまってたから。


…次は、俺の人生を変える質問。



成宮「…会社、同じなの?」

A「…うん。」



…ほらね?
結局は同じ会社なんだよ!


…ちょっとあの一言でダメージくらったわ。



成宮「…俺の知ってる人?」

A「…うん。」



…はっ!?
俺の知ってるやつとか尚更ダメだろ!!

え、誰。



…同じ会社、

…年下、

…俺の知ってる奴、



………。



成宮「…一也!?」

A「そうかもね。」



は?ちょっと待てよ。
なんで俺じゃねぇの?←


…なんて、思ったけど、Aの好きな人なんて俺に変えちゃえばいいっていうだけのことに気づいた。



成宮「…A、ダメ。俺のこと好きって言って。」

A「は!?…頭でも打ったの?」



そう言うAと絡ませている指を引っ張り俺の方へ引き寄せる。



A「…鳴…!!離して!!」






成宮「…俺のこと好きって言え。…じゃないと一生離さないから。」



…そんなこと言うのはただの嫉妬。

ごめんね、A。
でも、今だけはこうして居させてよ。







Valentine→←◆005…モテる



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設定タグ:ダイヤのA , 成宮鳴 , 御幸一也   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:苺兎 | 作成日時:2017年2月5日 20時

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