◆029…本日三回目 ページ37
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A「ちゃんとできた?」
フレンチトーストを食べて、俺の家へAを招いた。
…もちろん、理由があるわけで。
A「あのねぇ、これとか要らないでしょ!」
…そう、野球の試合で、住んでいるところより遠く離れた所で試合があるわけで。
そこに持っていくやつの確認をしているのです。
A「野球の試合するだけでしょう!?」
成宮「…そうだけどさぁ…」
無くちゃ不便とか、なかったら寝れないとかあるじゃん?…いや、Aがいたら不便とか寝れないとか無くなるからさぁ…
成宮「Aも行こー?」
A「私は明日仕事です。」
…俺、フラれた…なんてがっかりしてたら、Aは、俺の隣に来て俺の肩に頭を乗っける。
成宮「…なに、…A、可愛い。」
A「…可愛くないし、鳴はかっこいいし。」
…あー、可愛いわ。
そうやって自分を下に見てるとことか、実際すっごい可愛いのに。
…可愛くない子に限って自分可愛いアピールするよねー、…
…Aがこうしてるとか、その…あんさ、
A「…ぅわぁ…!?」
俺はAの背中に手を回して、そのまま、一緒に倒れる。いわゆる床ドンってやつね。
…うわぁー、この景色いいわぁー
Aが俺の腕の中にいる感じ。
…決して変 態じゃないからね!A!
A「…え、なに、」
成宮「…ねえ、これ終わったらまたAんち戻ろ?」
A「なんで、」
成宮「…ほら、俺んち親とか姉貴とかいるし、」
Aは分かったからそこ邪魔って言って顔を赤くする。
…もう、可愛い。
そして、本日三回目のキス。
A「…んっ、…」
成宮「…ふふっ、」
さっきと同じ体勢のまま、Aを見ていると、コンッとだけ音がして…姉貴が入ってくる。
「鳴ー、Aちゃんとさー」
成宮「ノック短いわ!」
「…ありゃー?お取り込み中?」
成宮「…あ!いや…これは…!その…!」
俺が慌てていると、Aは俺から逃げちゃって。
A「帰る」
成宮「…あ!A…」
顔を赤くさせて、俺の部屋から出ていく。
「…ちゃんと鍵閉めろよ〜!Aちゃん、かよわい女の子なんだからああいうの人に見られたら立ち直れないよー?」
成宮「もとはと言えばあんたのせいだろ!!!!」
…俺はそのまま、いっぱい詰まってる鞄とAんちへ行った。
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作者名:苺兎 | 作成日時:2017年2月5日 20時