偽笑い 07 ページ8
太宰は何度か瞬きをしてから微笑んだ。
「どうかしたのかい?」
問われると、笑みを浮かべていたのが嘘のように
しどろもどろに戸惑い視線をさ迷わせた。
「えっと......あの...その」
あまりの変わりように
太宰は口元を手で押さえて笑っていた。
少年はさらに焦り、
太宰は最早それを楽しんでいる。
「一緒に...寝て..くれませんか......?」
太宰はキョトンとした。
先程まで警戒していた相手に
一緒に寝てほしいと云っているのだ。
その理由を考えていたが、
答えは本人がすぐに出してくれた。
「お、お化けでそうで.......」
数秒の沈黙。
医務室に響く笑い声。
赤面する少年。
真夜中の武装探偵社。
少年が一緒に寝ることを頼んだのは_____
子供らしい想いもあるが__________
本当は_____
大きな闇を閉じ込め______
その異能力が_____
発動しないようにするため_____
2人は眠る前に少しの会話をした。
ほんの少しだけ。
「寝る前に君の名前を教えてくれるかい?」
少年はそっぽを向いて答えた。
「影」
「それが僕の名前」
太宰は笑って少年の、否、
影の頭を優しく撫でた。
影のその水色の瞳が
金色に変わっているなんて知らず。
影____
異能力名「闇夜の神」
164人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
細桜 - Cssって何?! (2020年4月21日 12時) (レス) id: 87eabdb106 (このIDを非表示/違反報告)
反生命者 - 本当ですね。間違っていました。 ご指摘ありがとうございます! (2020年1月10日 19時) (レス) id: 4e8a64dd85 (このIDを非表示/違反報告)
露亞(プロフ) - ま、魔神ではなく、魔人では……?あ、更新頑張ってください!! (2020年1月7日 14時) (レス) id: 5fe7b44b45 (このIDを非表示/違反報告)
反生命者 - 少し変更しました。 (2019年9月23日 9時) (レス) id: 4e8a64dd85 (このIDを非表示/違反報告)
反生命者 - よろしくお願いします。 (2019年6月21日 21時) (レス) id: 4e8a64dd85 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:反生命者 | 作成日時:2019年6月4日 22時