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32話!! ページ36

凛月side

みっちゃんもどっか行ったしガーデンテラスに行くか……
ーーーーーーーーーー
あ、あんずだ。

凛「おーい、あんずー」

あ「凛月君!!どうしたんですか??」

んー、寝たいし膝枕でもしてもらうか。

凛「膝枕してよ〜」

あ「いいですけど……碧月君は??」

凛「用事があるみたいでどっか行った〜」

俺は今すぐ寝たいんだよね〜♪
それにあんずの膝枕いい感じだしね♪

凛「早く膝枕してよ〜」

あ「どうぞ、碧月君に怒られても知りませんからね!!」

みっちゃんが怒る?どーいうことだろ?
まぁいいや、おやすみ……
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
碧月side

やっと用事が終わった!!
早くガーデンテラスに行かなきゃ……

『凛月君、迎えに来たよ……って』

どうしよう、凛月君があんずちゃんに膝枕してもらって寝てる。
綺麗な寝顔だな……
でもあんずちゃんに嫉妬しちゃうかも……
2人で寝てるから起こすにも起こせないしな。
どうしよう。

やっぱり凛月君はあんずちゃんみたいに可愛い女の子の方がいいのかな。
僕如きが凛月君の恋人なんてやっぱりおかしいのかもしれない。

凛「んん……あんず……」

……僕寝言で名前呼ばれた事もない。
朝付けられてた噛み跡も嫌いだからつけたのかもしれない。
どんどん負の感情が溢れだしてくる

『やっぱり僕ダメだな』

どうしよう、少し涙が出てきてしまった。
メモでも置いて悪いけど帰ろう。

凛「んん……みっちゃん……!?なんでないて……!?」

『ごめん凛月君!!』ダッ

どうしよう、逃げてしまった。
でも良かったのかもしれない。嫌われたのかもしれない。
やっぱりあんずちゃんみたいに可愛い女の子の方が良かったんだ。いや、それが普通だ。

『僕なんかがおこがましがったんだよ』

変な目で見られてるけど仕方ない。
泣きながら全速力で走ってるのだから。
あそこに居るのはもしかして……素通りしよう。

薫「碧月君!?」

なんで気付いちゃうかなぁ……

『ごめんね薫兄さん。心配しないで聞かないでくれると嬉しい。……明日からは前と同じ登校の仕方する。』

薫「分かった……思い詰め過ぎないでよ??」

『ありがとう』

そう言って僕は走り出した。あと少しで家だ。
ーーーーーーーーーー
家に着いて兄さんに心配されて今は部屋だ。

やっぱりダメだな。
勝手に嫉妬して泣いて困惑させて逃げて。
兄さんと薫兄さんに心配させて。

『今日は凛月君にご飯作る予定だったんだけどな』

その呟きは静かに消えた。

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繰珻 - レオと伊月くんがエピソードが見たいです!頑張ってください! (2020年4月29日 9時) (レス) id: 3366311314 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - 頑張ってください!応援してます! (2020年4月27日 19時) (レス) id: 7ed915445f (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - 泉さんと伊月くんのエピソードを書いて欲しいです! (2020年4月16日 17時) (レス) id: 7ed915445f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:瑠月 夜斗 | 作成日時:2020年4月7日 18時

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