伊之助に甘えられたい！ ページ3
「……」
「い、伊之助……？どうしたのそんな顔して…」
「……被り物してるのになんでわかったんだ」
いつもより低いテンションで落ち着いて話す伊之助。
一体何が…！？
「要件は炭治郎が…心配だからってこの天ぷら渡しといてって……炭治郎は任務だから直接来れなかったみたい。」
「天ぷら……あいつがもう行っちまったならお前が食えよ。」
「伊之助食べないの！？あんなに天ぷら好きなのに！？」
伊之助は黙ったまま俯いてしまった。
心配になった私は彼の隣に座って手を握った。
「伊之助は……強いよ。」
「…………弱い。」
「……！そんなことっ…！…ごめん。……伊之助は自分のことそう思ってるんだね。」
私はそこまで言って、事情は知らないけどきっと伊之助なりに考えた結果なのだろうと思い、彼の気持ちは否定せず、受け止めることにした。
「なんでそんな言い方すんだ。俺が思ってるだけじゃなく事実だろ。」
伊之助らしくないよって言葉が喉元まででかかってたけど、常に伊之助らしくいろなんて押し付けたくないから止めた。
「私は、伊之助強いって思ってるよ……。お箸持ってきた。天ぷら……食べようよ。」
そう言って私が「あーん」するときの形で、天ぷらを箸で挟んで伊之助の口元に持っていくと、伊之助は猪の被り物を頭まで脱いだ。
「ん。」
……顔を真っ赤にするほど泣いていた。
私は堪らず天ぷらを皿に戻して伊之助を抱き寄せた。
私も一緒になって泣いてしまう。
「なんでお前が泣くんだよ…」
「だって…！だって……！！私伊之助大好きだから、一人で自分を責めて欲しくないんだよ…っ！！」
抱き合って二人で泣いた。
きっとこの時間はずっと二人だけの秘密。
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八重桜(プロフ) - 翡翠すいすいさん» 全然大丈夫ですよ！！私も更新するのすごく遅いので…(^^;リクエスト答えてくれてありがとうございました！早速読みました！めっちゃよかったです(^^)炭治郎のラッキースケベの話が一番きゅんきゅんしました(*^^*) (2019年12月15日 23時) (
レス) id: 1f745dcfc5 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠すいすい - 八重桜さん» コメントありがとうございます！リクエスト頂いたお話を投稿しました！約三ヶ月も更新停止してしまい、リクエストにお答えするのが遅くなってしまって本当にすみませんでした…… (2019年12月15日 23時) (レス) id: 21e6df8405 (このIDを非表示/違反報告)
きりんだいすき(プロフ) - こんばんは！初めてですがリクエストいいですか？『ずぶ濡れになってみた』お願いします。いつもお兄ちゃんな炭治郎、絶対心配してくれるけど、不意に色気を感じて照れてくれたらいいなぁ。善逸はうるさそうですね。笑。猪さん、私には未知数です！ (2019年9月11日 23時) (レス) id: b40c1ed0b8 (このIDを非表示/違反報告)
八重桜(プロフ) - 初めまして！リクエストで喧嘩をする、ラッキースケベの話が見たいです！お願いします！ (2019年9月10日 21時) (レス) id: 1f745dcfc5 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠すいすい - 栞菜さん» 投稿まで待っていただきありがとうございます……！読んでもらえてよかったです！またリクエストあればよろしくお願いします ー！ (2019年9月1日 6時) (レス) id: 21e6df8405 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翡翠すいすい | 作成日時：2019年8月18日 2時
