Just Be Friends． yt×kt part2！

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それに気づいてしまうと、まるで壊れてしまった機械のように、俺の目からは、次から次へと、体中の水分が無くなるのではないかというくらい、涙がこぼれ出てきた。







それから、胸が痛くて、苦しくて、堪らなかった。







「どうしたの、圭人」






それは今まで聞いたこともないような、真摯な声色だったかもしれない。









「なんでもないっ……」






俺は、涙を隠すように目を両手で抑え、涙声になりながら、首を横に振った。









「泣いてるのに、なんでもないわけないじゃん。言って、思ってること」







けれど涼介は、俺の両手をはぎ取るように掴み、透明な涙で濡れていく俺の顔を覗き込むように言った。









それは、俺がずっと裕翔に言って欲しかった言葉で、









「……涼介、俺、寂しい……壊れそうなくらい、寂しいよ…っ」








ずっと裕翔に言えなかった言葉だった。









だって、それを言葉にした瞬間、もう後戻りできない言葉になることを、心のどこかで分かっていたからだ。









「教室、出よう」








ますます零れ出てくる涙を止めることが出来ないでいると、周囲の目から庇うように涼介はそう言い、手を引いて、授業を受けていた大教室の隣の、誰もいない教室へ、俺を連れて行った。

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