私の幼なじみと一緒にゲームする ページ11
「あ、」
「どうした？」
言い忘れ、というより謝り忘れたことを思い出し、スマホを閉じて幼なじみのほうを向いた。
優しいから多分怒らないと思うけど。
「さっき勝手にゲーム部屋見ちゃったの。ごめん」
「別にいい。……おいで、」
手を引かれてソファーを立ち上がった。
幼なじみはいつの間にこんなかっこいいことできるようになったんだろう。
向かう先は私が勝手に覗いたゲーム部屋。
私を2つある椅子のうちのひとつに座らせるとゲームしようって言った。
あ、懐かしいな、このやり取り。
「なにするの？」
「APEX」
いつも幼なじみがやってるゲームなのは知ってるけど、内容はほとんどわからない。FPSってことは知ってるけどね。
幼なじみは私にAPEXの説明を軽くしながら後ろからパソコンを操作して、APEXとやらを開いた。
映像が綺麗だねと感想を述べると笑われる。なんでだよぅ。
長々とした設定を全て幼なじみがやってくれた。私は画面を見ることと幼なじみの手元を見ることしかすることが無い。
手の甲を指先でつっついても反応無し。うーん、ガン無視されてます。別にいいけどさぁ。
遠慮なくつついているとさすがに気になったのか手を掴まれた。
「なに、かまって欲しいの？」
「暇だなーって」
「終わったからチュートリアルやって」
「はーい」
幼なじみの説明通りに指をキーボードに置いてマウスを握ろうとするけど何故か手を離してくれない。引っ張ってもさらに強く握られる。
邪魔だなと思いつつも、幼なじみの指長いなんて関係ないことも考えてしまう。
「ちょっと、出来ないよ」
「かまって欲しいんでしょ？」
「えぇ…違うよ」
その後もなかなか離してはくれず、ひとしきり私の手を撫でたり握ったりすると満足したのかやっと手を離してくれた。
何がしたかったのかさっぱり分からないや。
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ベル(プロフ) - Twitterにフォロリク送りましたm(_ _)m (2023年2月7日 13時) (
レス) @page29 id: 7777acaa3c (このIDを非表示/違反報告)
パール(プロフ) - めちゃくちゃ丁寧な展開に、キュンキュンシチュエーション。、最高です……ありがとうございます。 (2023年1月29日 23時) (レス) @page26 id: 1af3cf4740 (このIDを非表示/違反報告)
ブーさん(プロフ) - 初めてこんなにドキドキしながら読むことが出来ました。続きを楽しみにしてます！ (2023年1月10日 4時) (レス) @page21 id: 25eda4d66a (このIDを非表示/違反報告)
希彩(プロフ) - 読むのが楽しすぎて今一番更新を楽しみにしてる作品です…！！ (2023年1月6日 0時) (レス) id: ada02de52c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さうら | 作成日時：2022年11月30日 13時
