35戦目:アロマキャンドル ページ37
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kn「だからほんまにもう大丈夫やって!!」
A「黙っとけ。ほら、横になるんだよ!」
必死に大丈夫だと言い張るコネシマ を勢いよくベッドの方に投げる
kn「うおっ!?お前さすがに雑すぎるやろ!!」
キャンキャンと吠える彼を を無視してその隣に座り、
A「いいかコネシマ 。もう一度言うがお前は仮にも怪我人だ。お前は心臓の血管に穴を開けられ、その傷口からは大量に血液が流れた。いくら俺の魔法で傷を癒しても血液を戻すことは不可能。だからこうして安静にして失った分の血を回復するんだ」
私がそういうとコネシマ は
kn「ん〜、アンバーがそこまでいうんやったら諦めて横になるわ」
と渋々承諾してくれた
A「そうしてくれ」
kn「でも横になるいうてもいろいろあり過ぎてあんま眠くないんよなぁ…」
確かに起きたら人の顔があったりフラメンコみたいなポーズで支えられたりなどいろいろあったからな…
A「ふむ、なら“アロマキャンドル”でも灯すか」
kn「アロマキャンドル?」
私の言葉をおうむ返しをするコネシマ は不思議そうに首を傾げた
A「アロマキャンドルとはキャンドルの形をした芳香で火を灯すとリラックス効果のある香りを出すんだ。今のお前にぴったりだろう?」
そういい客室に飾りで置いてあった2、3本のアロマキャンドルに火を灯す。
火を灯し、しばらく経つとろうが溶けそれと同時に柔らかく甘いウッディな香りが部屋の中に広がる
kn「甘い匂いやけどなんか落ち着く匂いやな…」
A「このサンダルウッドの香りは高ぶった精神を落ち着かせ、オーバーヒート気味の精神を癒すんだ。他にもこれは体液の流れをよくする働きもある」
香りの説明をしつつ部屋の照明を落とす
A「ゆっくりと目を閉じて10まで数えてみろ。そうすると簡単にお前は夢の世界に行くぞ」
照明を落とし終えた後コネシマ のもとに行き目の上に手をかぶせる
kn「おっおん…10、9、8、7」
A「違う違う、心の中で言うんだ」
そう言うと彼は口を閉じて相槌を打ちながら10秒数える
10、9、8、7、6…………
kn「……スー………スー……」
A「眠ったか」
私は彼の体に毛布をかぶせ
A「おやすみコネシマ 、良い夢を」
と小さく囁き部屋を出た
最後に部屋に残ったのはコネシマ の小さな寝息と優しいサンダルウッドの香りだった
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さかなさん - かなとさん» ご注意ありがとうございます (2019年5月15日 22時) (レス) id: 1ace366ba3 (このIDを非表示/違反報告)
さかなさん - ご忠告ありがとうございます (2019年5月2日 11時) (レス) id: 1ace366ba3 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年5月2日 11時) (レス) id: 18d6d807bc (このIDを非表示/違反報告)
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