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*
酔ってるせいで、火照っている顔。トロンとした翠の瞳。若干荒い息。
……なんだか、いけないものを見ているようで、パッと渉から視線をそらした。
しかし、彼が私の顔に手を添えて、無理矢理彼の方を向かされてしまう。
「A、俺のこと好き？」
まっすぐぶつかってくる視線は、真剣そのもので。羞恥に耐えながらもゆっくり首を縦に振ると、渉は、ぱあああと花が咲いたように笑った。
「えへへ、俺も好き。」
………子供みたい。
無垢に笑う姿は、純粋な子供そのもので。
思わずこちらまで頬が緩んでしまう。
「………だったらさ_____」
声をワントーン落とし、顔をズイッと近づけて直接耳に息を吹き込むように喋る。妖しく笑った渉は、さっきまでとは正反対なワルイ顔。
「______俺のになって？」
「……っ！！」
また、背中あたりがぞわぞわする、あの変な感覚。
渉はゆっくりと顔を近づけてきて…そして………
「…………。」
「………渉？」
ぱたり、と姿勢を崩して私の体に寄りかかるようにして、倒れこんでくる。
「もしかして…寝た、の？」
彼の整った顔を覗き見ると、しっかりと瞼が閉じられていて。すーすーと寝息までたてている。
…………びっくりした。
彼をソファーに寝かせて、へなへなと床に座りこむ。
渉って、酔ったらあんなんになるの！？心臓に悪すぎる…。
今度から気を付けよう…と思って立ち上がると、テーブルの上に置かれたお菓子のような物の存在に気づく。
「アルコール度数、1.5%………！？」
…もしかしなくても、これを食べて酔っぱらったの！？
包みが開けられているのはたった一個だけ。つまり、このお菓子たった一個で、あんなに酔ったってことだ。
………かなり、酔いやすい体質なのかな。未成年だけど、アウトだけど。
すやすやと気持ち良さそうに寝ている渉を見つめる。
………ある意味、一生忘れられない渉のバースデイの思い出になるかも。
.
『A。俺昨日お前になにした……？記憶無いんだけど……。』
『…………さぁ？』
『なんかすっごいマズい事した気がするんだけど…。』
『…………さぁ？』
****
投稿時間、間に合いませんでした。どうも作者です。
申し訳ないとしか言えません…。あと、最近更新遅れぎみで申し訳ないです…。若干スランプ気味です…。申し訳ないです…。
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嗄乃 - ホシグモさん» コメントありがとうございます！ぐへ……ぐへへ……(変態)ついにデレ浦田さんを書くときがっっ！！ (2018年7月31日 9時) (
レス) id: 500f12b7ce (このIDを非表示/違反報告)
ホシグモ - お？お？お？うらたさん…！あなたまさか…！いや〜実に続きが楽しみですね〜（ニヤニヤ） (2018年7月31日 0時) (レス) id: c0bf021662 (このIDを非表示/違反報告)
嗄乃 - エデンの園さん» うわぁああ、そのように言って頂けて嬉しいです！！更新ペース遅くて申し訳ないです…。夢主ちゃんと浦田さんを早くくっつけちゃうためにも、バンバン更新したいです！！いや、します！！ (2018年7月30日 20時) (レス) id: 500f12b7ce (このIDを非表示/違反報告)
エデンの園(プロフ) - めっっっちゃ面白いんですけど！！大好きです！！頑張ってくださいね！！ (2018年7月30日 6時) (レス) id: 897b34fdb6 (このIDを非表示/違反報告)
嗄乃 - ホシグモさん» いつもコメントありがとうございます！！うーん、恋をしたことがない超鈍感夢主ですからね...。気づくのはまだまだ先になりそうです(笑) (2018年7月10日 22時) (レス) id: 500f12b7ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嗄乃_さの | 作成日時：2018年6月9日 21時
