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46、 ページ18

「…初詣なら、神社に参拝した方がいいんじゃないか」

今まで黙っていた大倶利伽羅がぽつりとそんなことを言う。

「あ、そっか!」

「忘れていましたな」

「確かに、メインだよな」

しっかりしているようでどこか抜けているこのメンバーであった。

「じゃあ、参拝する人の列に並ばなきゃね」

「…いっかい、おりたほうがいい?」

「…まぁ、参拝し辛いかもしれんな」

一度Aを下ろしたものの、やはり足が悪いためか歩きにくそうにしているので、階段のところなどは抱っこして歩いたりした。
少し待ち、ようやく賽銭箱の前に来たとき、Aに五円玉を握らせた。

「?」

「これを、あの箱の中に入れる。んで、あの紐を振って鈴を鳴らして、お願いをするんだ」

きょとんと首を傾げるAに薬研が丁寧に説明する。

「…わかった。やってみる」

「そんなに緊張しなくてもいいんだよ」

一期が苦笑してAの頭をくしゃりと撫でた。

「……………………」

「…A?」

「…………ごめん、おまたせ」

ずっと目を瞑ったまま動かないAに乱は訝しげな声を掛ける。ようやく顔を上げたAは少し恥ずかしそうに謝った。

「別にいいよ。それで、何をお願いしたの?」

「…ひみつ」

「えー」

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←45、派手な兄ちゃんたちだね



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作者名:不知火朔 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2016年12月15日 23時

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