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「先程はありがとうございました。桔梗殿」
優男さん基、一期一振さんは私の予想していた反応とは違い
むしろ好意的反応だった。
「いーや、私はここの新しい主として当然の事したまでよww」
「そうですか、では主とお呼びした方が?」
「いいかもな、いち兄」
そういえば、薬研ってどうして刀剣男士の一期一振の事いち兄って
兄弟みたいに呼んでるんだろ?
「あの、では主」
「あ、うん。何?一期一振」
一期一振は少し、困った様な顔し
「·····実は、私の兄弟達の手入れをお願いしたいのです」
僅かに震える手を抑えていた。
「薬研、手入れって?」
薬研は丁寧に右も左も分からない私に手入れについて
きちんと教えてくれた。
そして、彼らの弟だけでなく、他の刀剣男士達も
手入れを全くされていない事も。
「分かった、じゃあ、その子達の手入れが終わったら
今度は別の刀派の子達で重傷の子の部屋を
教えてくれると約束して。全員平等に治したいから」
一期一振は賢い様で。
すぐに、頷いてくれた。
「ひ、ひどい!」
気絶したバカ姉を念のため、柱に縛り付け
拘束してから、一期一振の刀派、粟田口部屋に
入ったのだが···
「うぅ」
小さなうめき声を発し、ぼろぼろの布団に眠らせている
まだ幼い子供達が大勢いた。
バッ、と布団を捲るとそこには酷い怪我をした子達ばかりだった。
とりあえず、薬研には二番目に怪我の酷い子の応急処置を頼み
私は一番酷い子の手入れを先にする事にした。
「桔梗、終わったか?」
「うん」
やっと日が沈んで来た頃、全員の手入れが終わった。
全員、つまり全刀派のだ。
反応は皆、まちまちだった。
怪訝そうな顔をする者。
希望を見つけた様な顔をする者。
正しく十人十色だった。
でも····
「皆、そこまで拒絶はしなかったね」
まだ、彼らには人を信じる心が多少在ったのだ。
私はその事が嬉しくて堪らなかった。
「随分と嬉しそうだな」
薬研も嬉しそうな顔してるクセに。
私はずっと疑問に思っていた事を聞いてみる事にした。
「ねぇ薬研」
「ん?」
「薬研は一体·····何者なの?」
すると、薬研はふっと夕陽の方を向き、ポツリポツリと、
薬研自身の事について話始めた。
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ナントリーロード - 蓮さん» 蓮様!コメントありがとうございます!確かに17の一番下行はネタ切rｹﾞﾌﾝｹﾞﾌﾝ気分で引っ張ってきました! (2019年8月30日 23時) (
レス) id: 69b33ec2b6 (このIDを非表示/違反報告)
蓮 - はじめまして。更新楽しみにしています。17の一番下行サザエさん風ですか？ (2019年8月30日 20時) (レス) id: d0c5e58b56 (このIDを非表示/違反報告)
ナントリーロード - こだぬき様!コメントありがとうございます!これからも更新、頑張らせて頂きます! (2019年8月22日 19時) (レス) id: 69b33ec2b6 (このIDを非表示/違反報告)
こだぬき(プロフ) - はじめまして！お話読ませて頂きました！主人公さんには是非とも幸せになって欲しいです…！でも〇ッチ姉が黙ってるとは思えないし…これからも楽しみにしてます、更新頑張って下さい！ (2019年8月21日 17時) (レス) id: 680cc78f50 (このIDを非表示/違反報告)
ナントリーロード - 鶴来アリス様!夜咲窓花様!コメントありがとうございます!自己満足のつもりで書いたのですが、かなりの好評価を頂き、コメントまでしてくれる方もいるので、皆様のご期待に添える様、頑張らせて頂きます!これからもどうぞ、応援よろしくお願いします! (2019年8月18日 1時) (レス) id: 69b33ec2b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナントリーロード | 作成日時：2019年8月13日 22時
