*妊娠したと言ってみた(やよいさんリクエスト) ページ40
やよいさん、リクエストありがとうございます!此処だけ恋人設定…キャァ
「ねぇ不死川さん…」「あ"ァ?どうかしたかァ」
ずっと寝込んでいたからか、不死川さんがいつになく優しく接してくれる。
声を掛け、起き上がろうとするウチを見てぎゅっと手を握ってくれた。
手を握ったまま、不死川さんが続きを聞こうとする。
真っ直ぐな目に言葉が詰まる。
打ち明ける為の勇気がどうにも沸かないけれど、言うしかない
「……妊娠、しました」
「……は、」
目を丸くする不死川さん
そりゃあ誰でも…突然こんなこと言われたら驚く。
顔を見てられずにウチは不死川さんに背を向け、くるりと布団にくるまった。
数分じっとそうしていると、不死川さんが引き剥がそうとしてくる。
踏ん張ろうかと思ったけれど力に勝てなくて、結局顔を見られる
「え…し、不死がわ…さん?」
彼から引き剥がしたというのに、不死川さんの顔は赤い。
思わず問い掛けるようにして名前を呼んでしまった
いや、でも多分こっちだって赤いだろう。
ウチの顔を見た途端、不死川さんは片手で顔を覆い、弱々しく呟いた
「わり、ちょっと…一人にさせといてくれェ……」
滅入ったような感じでウチに背を向けると、ふらりと立ち上がった。
そのまま出口ではなく、壁に向かって歩き自分の頭を壁にぶつけた。
ゴンッと鈍い音がする。
…大丈夫だろうか
「俺がァ……父親に…。んな、…夢じゃ、ねェよなァ__そうか…妊娠したのかァ」
ぼそぼそと独り言を続ける。
その間ずっとウチは両手で顔を隠して、荒い息を整えていた。
寝込んでいたのも食欲がなかったのも、多分そのせいだ。
そのまま深い呼吸を続けている内に、頭にやんわりとした重みがした。
目を開けると不死川さんが頭を撫でていた。
見た目だけじゃ分からないが、優しげな雰囲気を纏って。
「一つ。祝言上げる前だってのに、順変わって悪かったァ」
あぁ、そこはきちんと謝るんだなぁと思い、口元が緩くなる。
次に手で口を覆うと、少しだけ視線を逸し不死川さんは言った。
「でも。………嬉しいわァ」
まだ先のことだというのに、不死川さんは小さく「あんがとなァ」と言った。
結果
優しい・かっこいい・律儀ッ・好き
*妊娠したと言ってみた(やよいさんリクエスト・宇髄)→←*感情って何?と言ってみたら(りんさんリクエスト)
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お酒 - マジ…宇髄さん…最高…結婚してくr(((殴 (2021年7月5日 17時) (レス) id: 48240712ac (このIDを非表示/違反報告)
ユイカ(プロフ) - ありがとうございます♪( ´▽`) (2020年8月19日 15時) (レス) id: ebf70b2f2e (このIDを非表示/違反報告)
ウォーターツリー(プロフ) - ユイカさん» あ、ごめんなさい! 全然大丈夫です!更新してませんが…090123ですよー。更新してませんが大丈夫でしょうか… (2020年8月19日 15時) (レス) id: 602bf9e950 (このIDを非表示/違反報告)
ユイカ(プロフ) - この作品の中で聞くのもどうかと思ったんですけど… お願いします!!不死川さんのちょこっと短編のパスワード教えてください! (2020年8月19日 13時) (レス) id: ebf70b2f2e (このIDを非表示/違反報告)
ウォーターツリー(プロフ) - ラタピオカさん» …(無言で喜びの舞)そんなこと言われたの初めてです! なるほど…。教えてくれてありがとうございます(≧∀≦) (2020年7月25日 14時) (レス) id: 602bf9e950 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ウォーターツリー | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/JannethBas1/
作成日時:2020年4月6日 12時