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最近文というか、私の構想も手も訛ってきた気がするので


練習代わりというか…取り敢えず短編書いてみます^^;


ちょいピンク入るのでお気を付けてぇぇぇ((
【お酒飲んで酔ってみた】


今日は不死川さんが夜、空いているということなので飲みに誘った。


といっても不死川さんの屋敷だけれど。
適当にお酒を持って行って訪ねる


「不死川さーん、来ました!」


夜だって気にせず思わず大声が出る。


中から凄い物音がした。


ガタッ、ゴンッ、ガぁ"ァァ


一体何の音だろう。不死川さんは大丈夫だろうか。
数秒後、がらっと私の目の前にある戸が勢いよく開いた


「…ん、入って良いぞォ……」


着物姿の不死川さんが出て来る。ふさふさとした頭を掻きながら、眠そうにふわぁ…と欠伸をした。


如何にも眠そう


久しぶりの空きなのかもしれない。貴重な時間、一緒に過ごしても良いんだろうか。


「今日は辞めときますか…?休んだ方が良いですし」
「や、気にすんなァ。…飲むっつったのテメェだろォ」


微笑むことこそしないけれど、どことなく雰囲気が柔らかい


私にも気を遣ってくれた。


不死川さんが言うなら存分に飲もうじゃないか。
そっと私は意気込む。


ーーーーーーーーーーーーー


「熱いぃ……」
「もう飲めねェか、YOUさんよォ」


まるで煽るような感じでニヤリと笑う不死川さん。


確かに体は熱いし、そんなにお酒も得意ではなく、飲む量には限界もあった。


不死川さんはまだ余裕そうだ。
でもちょっと顔が赤いから、少しは酔っているはずだ。


「ぅ…飲める、に決まってるじゃないですか…んむぅ」


再びなみなみと注がれたお酒を睨む。


へばってるのを悟られないよう、踏ん張ってそれに手を出す。


1杯をごくごくと飲み干していく。


キツイ。ちゃんと飲み込むのも、口の中に残るお酒の風味も気持ち悪い。
もう次は流石に飲めない。


頭がごちゃごちゃになり始め、視界がぼやっとする


「いい飲みっぷりなこってェ」


その時不死川さんが妖しい笑みをこぼしたのにも、気付かないで。


ばたっ、と私は後ろに寝っ転がった。すぐに睡魔が襲って来そう。
ちょっと頭が痛い


暑すぎて熱すぎて、ろくに着替えもせず此処に来た自分の隊服のボタンを1つ外す。


首から胸元に一筋汗が伝った


「酔ってんじゃねェよ……阿呆かァ」


強い言葉でそう言う不死川さん。


寝っ転がった私に、覆いかぶさるように馬乗りになる。


「…テメェの肌なんか見るのは結構きちぃなァ」


「え?…それって、、お前の体なんか見ても仕方ないみたいな感じですか?
 …え?さらっと貶すの辞めてもらえます?」


「なーんで伝わらねェかなァ」


不死川さんのほんのり赤い顔がすっごい近くにある。


口の中が生温かい、


ちょっとお酒風味がする。口の中で何かがゆっくりと、ねっとりと動いてる。


くちゅ、と唾液の音。
舌が絡む。


息が苦しい


「やぁ…、ふぁっ……不死、が…わさ」
「ッん"ん…」


零れかけた私の涙を、優しく指先で拭う。


つぅ_と銀色の細い糸が引く


にぃっ、と意地悪に不死川さんは笑った。着崩した着物は既に緩く、するりと静かに不死川さんは帯をほどいた。


すーっと頭が冷めていくようだ


「こういうこと。な…、ちゃんと伝わったかァ?」









ご観覧ありがとうございました!
いやぁ…ぴんくの衝動書きですね(汗)なんか、、すみません()




【傘を持ち合わせていなかったら】


「あらYOUちゃん、凄い汗ねぇ」
「…着物、動きづらいので…」


甘味処のおばちゃんがそうなの、と相槌を打って冷やした布を渡してくれた。


適当に腰を掛けて汗を拭う。
もなかを3つ頼むと、氷で冷えた水を飲んだ。


「おはぎ…5個ォ」


後ろの席で聞き覚えのある低い声がした。


くるりと後ろを振り向くと、案の定そこには不死川さんが居た。
不死川さんが居ることには勿論驚いたが、それ以上におはぎを頼んだことに驚く。


いつも曝け出しているすっごい胸筋も少しは着物で隠されていた。


「偶然ですね〜不死川さん」


何気なく声を掛けると、一瞬動揺してキッと睨まれる。


「…おはぎ、好きなんですか」


この話題は多分駄目だけれど聞いてみたくなった。


不死川さんは顔に青筋を浮かべながら、より一層私を強く睨んだ。
それでも不死川さんの耳が赤い


「…聞いてたのかァ……」
「人聞き悪いですね。聞こえたんです!…どうせなら一緒の席で食べませんか?」


そう言うと不死川さんは冷めた目で私を見つめた。


酷い。あからさまに嫌そうだ


「……テメェがこっちに来いよォ」


諦めようとしたとき、ぼそっと不死川さんが言った。


横にずって空いたところをトントン、と示す。前言撤回。…ちゃんと優しい


おずおずと私はそこに席を移動する。
不死川さんとなにかを一緒にするのは案外少ないので嬉しかった


「もなか3つ!YOUちゃーん、……あら」


席移動したのね、とおばちゃんがもなかを運んで来てくれた。


何故か顔が笑ってる。あぁ多分不死川さんが居るからだ


少し面倒だなぁ…と思いながらもお礼を言ってもなかを受取った


ーーーーーーーーーーーーー


「…普通に美味かったァ」
「私はすごく美味しかったですけど」


はは、と笑うと不死川さんが微かに柔らかく笑った。


あまり見ない不死川さんの優しい笑みに思わず言葉を無くした。
不死川さんが不思議そうにしたので、頭をブンブン降って出口に向かう。


会計は済ませた。


というか何故か不死川さんが支払ってくれていた


「___あ」
「予想通りだなァ」


外には大きな粒の雨がざぁざぁ降っていた。生憎傘はない
雨になるとは思わなかった


それでもなぜか不死川さんは準備していた


「そんなん、出掛ける前に空見りゃァ分かるだろォ」


呆れたように溜息を吐く不死川さんに何も言い返せない


濡れて帰ろう、と仕方なく決心する。
甘味処から足を踏み出そうとしたとき、ぐいっと腕を後ろに引っ張られた。


「阿呆かァ。…風邪引くだろォ」


ぶっきらぼうに不死川さんは私に傘を差し出す。


ん、と私の手にそれを持たせた。


「今日の礼だァ」
「え?」


不死川さんは着物の上に着ていた羽織を頭に被せる。
そして私に背を向けたまま、優しく言った。


「…誰かと食うのは久々でなァ。…楽しかったわァ」


じゃあな、と不死川さんは雨の中走っていった。


雨よりずっと、自分の鼓動の方が煩い

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えん - 実弥は、やっぱり優しいですね♪またまた惚れました。酔った実弥もかっこいいですね♪ (2021年6月20日 2時) (レス) id: dfa45071da (このIDを非表示/違反報告)
ウォーターツリー(プロフ) - コメントありがとうございます!色気の暴力…!?…さねみん((不死川さんの色気どうなってるんでしょう(。・・。) (2020年8月7日 16時) (レス) id: 602bf9e950 (このIDを非表示/違反報告)
ハイド - うぉっ…さねみん…じゃない、不死川さんの色気ェ…これが色気の暴力というやつか! (2020年8月7日 16時) (レス) id: c3c1291a5b (このIDを非表示/違反報告)
ウォーターツリー(プロフ) - ユイカさん» ありがとうございます!!嬉しい(( 私は着物から除く胸筋と不死川さんのレア姿を目に焼き付けたいです() (2020年7月28日 18時) (レス) id: 602bf9e950 (このIDを非表示/違反報告)
ユイカ(プロフ) - 着物姿の不死川さんもいいですねぇー(*゚∀゚*) 私もお酒が飲めるようになったら思う存分不死川さんの前で酔わせていただきます!! (2020年7月28日 17時) (レス) id: ebf70b2f2e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ウォーターツリー | 作成日時:2020年7月27日 20時

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