*一目惚れされてみた(猫音々さんリクエスト) ページ15
猫音々さん、リクエストありがとうございます!
「ゔ…だ、誰か…」
今日は非番で、着物姿で散歩をしていた。そしたら、道端で女性が苦しそうに座り込んでいてウチは急いで駆け寄った
息も荒く、体の所々に汗が浮かんでいた。どうしよう、ウチは戦闘派だから応急処置とか駄目だ…。隠の人とかアオイちゃんとかに任せっきりだったから…
女性はとても苦しそうだった。お腹が膨らんでいる。あ、赤子が産まれるんだ!
「落ち着いて下さい、深呼吸です!吸って〜…」
こんなことしか出来ない自分に嫌気が指す。でも、今はそんなこと考えている場合じゃなかった。赤ちゃんの命も、お母さんの命も無事に守らなくちゃ!
「誰かー!いません…っかーー!!」
ウチは思いっきり腹から声を出して叫んだ。それでも人は来ず、心が折れそうだった
ああ、ウチが医療も少しは勉強できてたら…。涙が出そうになった時、肩をぐいっと後ろに押された。
「そこどけェ…陣痛だなァ、ちょっと待っとけよォ」
突然現れたその人…顔や腕が傷だらけの強面の人は女性の様子を見ていた
この人は、鬼殺隊員だ。刀を所持しているから
「おいそこの女ァ、俺が暫く見とくからァその間に詳しく見れるやつ連れてこいィ」
「はっはいっ!!」
その人は、一切ウチを見ずに言った。
見た目はともかく、信じることにした。今は女性が優先だ。
ーーーーーーーーーーーーー
女性を見てくれたお婆さんに挨拶をすると、ウチは直ぐさま「あの人」を追いかけた。
「あの人」は何も言わずに去っていったのだ。お礼も言ってないのに。
「あっ!あのっ…」「…あ?」
見つけた。呼びかけると、やっとウチの顔を見てくれた。これで「初めまして」だ。
男の人は、ウチの顔を見て目を大きく開いた。あれ?動かない…
「先刻は有難うございました!ウチ、困ってて助かりました」
バッと頭を下げ、また上げて微笑む。男の人はそっぽを向くと「テメェがお礼言うモンでもねェだろォ」と言った。
いえ凄く助かったので、と訂正したら「あ"ー糞ッ」と突然叫ばれた。
顔がほんのりと赤に染まっていた。熱かな?
ーーーーーーーーーーーーー
今日は「不死川」さんと合同任務。柱の人らしい
「あ」「は…テメ」
あの人だった。凄い偶然。あの人…不死川さんは頭をぐしゃっと掻き回しウチを鋭い目つきで睨んだ。
「今すぐ鬼殺隊辞めろォ」
これが彼なりの愛の言葉だって気付くのは、もうちょっと後の話。
*一目惚れされてみた(猫音々さんリクエスト・宇髄)→←*不幸の手紙をもらってみたら(美桜さんリクエスト)
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お酒 - マジ…宇髄さん…最高…結婚してくr(((殴 (2021年7月5日 17時) (レス) id: 48240712ac (このIDを非表示/違反報告)
ユイカ(プロフ) - ありがとうございます♪( ´▽`) (2020年8月19日 15時) (レス) id: ebf70b2f2e (このIDを非表示/違反報告)
ウォーターツリー(プロフ) - ユイカさん» あ、ごめんなさい! 全然大丈夫です!更新してませんが…090123ですよー。更新してませんが大丈夫でしょうか… (2020年8月19日 15時) (レス) id: 602bf9e950 (このIDを非表示/違反報告)
ユイカ(プロフ) - この作品の中で聞くのもどうかと思ったんですけど… お願いします!!不死川さんのちょこっと短編のパスワード教えてください! (2020年8月19日 13時) (レス) id: ebf70b2f2e (このIDを非表示/違反報告)
ウォーターツリー(プロフ) - ラタピオカさん» …(無言で喜びの舞)そんなこと言われたの初めてです! なるほど…。教えてくれてありがとうございます(≧∀≦) (2020年7月25日 14時) (レス) id: 602bf9e950 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ウォーターツリー | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/JannethBas1/
作成日時:2020年4月6日 12時