影山飛雄は番犬である【ハイキュー】

月島くん ページ19

『やってしまったぁ…』



昼休憩。
１人で自動販売機の前でうずくまる。

私が大好きないちごオレ。
それを買おうとしてボタンを押したが、出てきたのはカフェオレ。
多分、押し間違えた。



『はぁ…もう一回買うのもなぁ…』



とほほ…
仕方ないからカフェオレを開けようとした瞬間。



？「ねぇ、」

『？』



突然聞こえた声。
後ろを振り向くと、居たのは巨大な身長のメガネくん。



『あ…えっと……同じクラスの……！！』

？「月島ね、月島蛍」

『そうそう！月島くん！どうしたの？』



一瞬、先輩かと思ったけど…そういえば同じクラスだった。



月島「僕さぁ、間違えていちごオレ買っちゃったんだけど、良かったらいる？」

『え…く、くれるの？』

月島「うん、僕ももう一回買うのも、って思ってたし」

『良かったぁ…ありがとね！』



もう一回買わずに済んだ…！
月島くん、ちょっと怖い人かと思ってたけど、全然いい人だった…



『ありがとね月島くん…このご恩は忘れない…』

月島「いちごオレ１つで大袈裟でしょ」

『いーや、学生の１５０円は高いからね』



私の家はお小遣いが少ないから特に…



『あ、じゃあね月島くん』

月島「はーい」



月島くんいい人だったなぁ。
機会があったらまた声かけてみようかな。








山口(あれ？ツッキーカフェオレ買ってたような…？もう一回買い直したの？)

月島(いや、もらった)

山口(誰に？)

月島(言わなーい)

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