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一歩 ページ18

着々と練習は進み、木曜日。
いつも通りの、朝練。

日向と飛雄はぶっ続けでレシーブの練習をしている。
日向も限界のはずなのに、すごい。



影山「そろそろ限界だろ!」

日向「まだッ、ゼェッ、ボールっ、ハァッ、落としてない!!」

影山「ッ」



飛雄は力み過ぎたのか、ボールを遠くまで飛ばす。
いや…飛雄…流石にあれは取れな…



『あ…』



バレーボール。

「苦しい、止まってしまいたい」
そう思った瞬間からの、


一歩。



日向「ぎっ」

田中「上がった…」

『すごーい!』

菅原「すげーぞ日向ぁ!」



飛雄は帰ってきたボールを見る。
そして、フワリとトスを上げた。

日向は笑顔でそれを取りに行き、打つ。



影山「土曜日」

日向「?」


影山「勝つぞ」

日向「…!あ、あたっ、あたりまゥェェ…」

田中「うわぁぁぁ!」

『ひ、日向!水!』



うわぁ…ゲロ吐いてる…
そりゃキツイよね…



『日向、焦らなくても大丈夫だよ』

日向「なんだよ、俺はスパイクが打ちたいんだ!」



日向を座らせて、休ませる。
でも、「もう大丈夫!」と言ってコートに立とうとするので、止める。

この、繰り返し。



『んー、飛雄もね、慣れれば日向にトス上げてくれると思うよ?』

日向「…本当か?」

『うん、飛雄も慣れたらコミュニケーション取りやすくなるしね』



そう言ってにこりと笑う。
でも、日向は疑いの目を向けてくる。

う…本当なのに…



日向「Aはさ…影山の事が好きなのか?」

『え?なんで?』

日向「だってさ…なんか…Aってさ…「影山命!」みたいな…?」

『あはは、何それ。確かに飛雄の事は好きだけど、そういう目で見た事はないなぁ」

日向「そうなのか?」

『うん、飛雄は……弟って感じだし!』



するとボールが落ちる音が聞こえた。



田中「おい影山どうした!?急にうずくまったりして…!?」

菅原「A!もう少し小さい声で喋れ!」

『えッ…?』


日向(絶対、影山の奴…Aの事好きだよな…)









影山(マジか…弟!?恋愛対象にも入ってなかったのか…!?)

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(プロフ) - ゆずみかんさん» ありがとうございます!待っててください(笑) (2019年3月19日 17時) (レス) id: 965a72705d (このIDを非表示/違反報告)
ゆずみかん(プロフ) - すごく面白いです!続き待ってます! (2019年3月19日 13時) (レス) id: 0f93b089e1 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 聖川めろんさん» ありがとうございます…!更新頑張ります! (2019年3月18日 17時) (レス) id: 965a72705d (このIDを非表示/違反報告)
聖川めろん(プロフ) - とっても好きです…!更新楽しみに待ってます、頑張ってください! (2019年3月17日 20時) (レス) id: 501cc7c254 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年2月11日 22時

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