ロク ページ6
貴「み... 三成様っ... 」
三「愛しい... 私のA... 」
抵抗する事ができず、顔を近づけられ、唇が触れそうになる。が、
にゃあお
子猫が私の腕の中で暴れだした。
貴「うわっ!ちょっ、危ないよ」
三「チッ、邪魔でならん!」
三成様はその猫を私の腕からひったくった。子猫は首を捕まれたまま、じたばたと暴れる。
貴「なにをするつもりですか!」
三「生かしておけん」
置いてあった刀を取り、子猫の足を切断。そして、子猫を外へ投げた。子猫は宙を舞って十分に着地出来ず、地面に叩きつけられる。その光景を見ていられず、私は刀を振り上げた三成様の背にしがみついた。
貴「もう... 止めてください... 。無駄な殺生は止めてください... 」
三「無駄?こいつは私と貴様の邪魔をした。当然の報いだろう?」
貴「お願いですから、... もう... 」
私は泣きながらすがった。子猫は立ち上がろうと必死だったが、出血が多すぎて、そう長くは持たないだろう。
貴「何でもします... 。ですから私に免じて... 」
三「なんでも?」
三成様は刀を下ろし、私の方を向いた。
三「本当だな?本当に何でもするんだな?」
貴「はい。ですから... っん」
急に口付けされる。最初は触れるだけだったのにどんどん激しさを増した。酸素を求めて口を開けても舌を入れられる。
三成様の舌は私の口内をあらし私の舌を絡めとった。唾液がぴちゃんと厭らしい音を立てて響く。
解放されたと思いきや、部屋で押し倒され、帯を解かれる。
貴「なっ何をするつもりですか」
三「ここまでくれば分かるだろう?」
貴「駄目ですそんなっ... 」
三「何でもするのではなかったのか?」
狂喜にまみれた瞳は私を金縛りにする。
三「求めて何が悪い?もっと欲しいのだ。Aが... 」
貴「本当に駄目なんです... 。私にはもう婚約が... 」
三「婚約だと!?」
しまった。つい、口を滑らせてしまった!なんて後悔する余裕などなかった。
三「なぜ私ではないのだ。私では不服か!」
貴「半兵衛様からの命令ですから... 」
三成様はしばらく考えてふと口角を上げた。
三「ならば今ここで夫婦の契りを交わすか」
貴「それは、どういうことで... 」
三「半兵衛様には明日伝えればいい」
貴「あの... まさかここで式をあげるとか」
三「そうではない。
ようは子作りだ」
三成様はにやりと笑んだ。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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三楓(プロフ) - 蒼藍紅蓮ノ爛華朱月さん» コメありがとうございます(*´∀`*)今の状況とは普通の三成様という解釈で宜しいでしょうか?私の場合、ヤンデレは嫉妬から成り立つようにしています。なので、初めは小さな嫉妬から独占欲に繋がり、狂気へと変えてはいかがでしょうか?少しでも参考になれば幸いです^^ (2016年11月24日 14時) (レス) id: ed4329dbeb (このIDを非表示/違反報告)
蒼藍紅蓮ノ爛華朱月 - 嗚呼もうヤバイヤバイヤバイ////三成様はヤンデレに限ります!普通の好きという感情から病ませるところの流れが自然過ぎて怖いデス……;;私も三成様のヤンデレ一本書いているのですが、今の状況からどのように病ませればいいか、教えてぐだざい"! (2016年11月5日 17時) (レス) id: 543f9feeb0 (このIDを非表示/違反報告)
三楓 - この度、一身の都合上急きょ続編という形をさせていただきます。 http://uranai.nosv.org/u.php/novel/327bsr/←こちらからお願いします。 (2016年1月31日 16時) (レス) id: a2617c1131 (このIDを非表示/違反報告)
三楓(プロフ) - 大一大万佐吉さん» 亀甲新のなのにそんなこと言って下さってとても嬉しいです♪(/ω\*)わたしごときの作品が参考になるのであれば是非!作品が出来れば是非読ませていただきますp(^-^)q(なんか上からですみません( ;∀;) (2015年10月11日 11時) (レス) id: a2617c1131 (このIDを非表示/違反報告)
大一大万佐吉(プロフ) - 初めまして!佐吉と申す者です。佐吉楓さんの三成様の病みっぷり…文才ありすぎです!初対面で変ですが、凄く面白いです!私も三成様のヤンデレを書いているんですが…参考にさせて頂いてもよろしいでしょうか? (2015年10月6日 21時) (レス) id: 227e274ad0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:三楓 | 作成日時:2015年1月25日 14時