サンジュウシチ ページ38
足利兵1「な、なんだ貴様はっ!」
足利兵2「義輝様の御所に踏みいるなど無礼者!」
屋敷の警備をしていた兵士らは、突如現れた三成に槍を向ける。
三「A・・・A、AAA」
槍を向けられていても、三成は全く動揺をしていなかった。
むしろ、彼には足利兵の姿が見えていないかのように見える。
足利兵1「おい!聞いていr. .. 」
ボトリッ
カランッ...
足利兵1「あ、、、うわあぁぁ!!う、腕があぁぁ!!俺の腕があぁぁ!!」
彼の右腕は肘から先が無くなっていた。
一方、槍と共に落ちた斬られた彼の腕は生き物のように、びくびくと痙攣し、やがて、動かなくなった。
足利兵2「き、貴様っ!」
もう一人の兵が三成の前に槍を突き出す。
三「どけ... 私は今頗る機嫌が悪い... 」
足利兵2「ひっ.. .」
三成に睨まれた兵士は怯み、一歩下がった。
道が開けたことにより、三成は御所の奥へと足を踏み入れる。
三「どこだ... どこにいるのだ... ?」
三成は迷い子の様にうわ言を呟く。
門番が殺された事を知った屋敷の兵達はこぞって三成に攻撃をする。
しかし、三成の視界に彼らの姿などない。
****************
豪華絢爛な衣装をまとい、中央に立つ男。
13代将軍、足利義輝。
義「おお、珍しい客が来たな!」
義輝は入り口の方に目をやる。そこには、返り血のみを浴びた三成が立っていた。
義「そのほうは覇ノ朋の配下ではないか?凶ノ朋よ!」
三「つぐめ。私の問に答えろ。さもなくば帝だろうと斬滅する」
三成は義輝に刀を向ける。
義「はは、せっかちだな。問いくらいいくらでも答えてしんぜよう」
三「Aはどこだ」
三成の問いに義輝は眉を潜める。
義「答える間もないな」
三「それはここにいるという解釈でいいのだな?確認が取れればいい。貴様に用はない」
刹那、三成は義輝に斬りかかった。
しかし、義輝とてただの将軍ではない。剣術は心得ている。
三「っ... チッ」
金属音が鳴り響くとともに、三成は舌打ちをした。
義「早いな!朋よ!」
三「死され!散れ!貴様さえいなければAは私のモノとなる!!」
体制を整え、三成は再び斬りかかった。
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三楓(プロフ) - 蒼藍紅蓮ノ爛華朱月さん» コメありがとうございます(*´∀`*)今の状況とは普通の三成様という解釈で宜しいでしょうか?私の場合、ヤンデレは嫉妬から成り立つようにしています。なので、初めは小さな嫉妬から独占欲に繋がり、狂気へと変えてはいかがでしょうか?少しでも参考になれば幸いです^^ (2016年11月24日 14時) (レス) id: ed4329dbeb (このIDを非表示/違反報告)
蒼藍紅蓮ノ爛華朱月 - 嗚呼もうヤバイヤバイヤバイ////三成様はヤンデレに限ります!普通の好きという感情から病ませるところの流れが自然過ぎて怖いデス……;;私も三成様のヤンデレ一本書いているのですが、今の状況からどのように病ませればいいか、教えてぐだざい"! (2016年11月5日 17時) (レス) id: 543f9feeb0 (このIDを非表示/違反報告)
三楓 - この度、一身の都合上急きょ続編という形をさせていただきます。 http://uranai.nosv.org/u.php/novel/327bsr/←こちらからお願いします。 (2016年1月31日 16時) (レス) id: a2617c1131 (このIDを非表示/違反報告)
三楓(プロフ) - 大一大万佐吉さん» 亀甲新のなのにそんなこと言って下さってとても嬉しいです♪(/ω\*)わたしごときの作品が参考になるのであれば是非!作品が出来れば是非読ませていただきますp(^-^)q(なんか上からですみません( ;∀;) (2015年10月11日 11時) (レス) id: a2617c1131 (このIDを非表示/違反報告)
大一大万佐吉(プロフ) - 初めまして!佐吉と申す者です。佐吉楓さんの三成様の病みっぷり…文才ありすぎです!初対面で変ですが、凄く面白いです!私も三成様のヤンデレを書いているんですが…参考にさせて頂いてもよろしいでしょうか? (2015年10月6日 21時) (レス) id: 227e274ad0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:三楓 | 作成日時:2015年1月25日 14時