サンジュウロク ページ37
三「いっ、い、いいい、家康ゥゥウ!!」
目にもとまらぬ速さで三成は家康に斬撃を食らわせた。
手甲で素早く防御をするも、想像を絶する威力で家康は後方へ飛ばされた。
家「うぐっ... !」
家康が顔を上げると先程まで遠くにいたはずの三成がいつの間にか座り込んだ家康の前に立ちはだかっていた。
その驚きでしばらく気がつかなかったが足に痛みが走った。
三「許さない... 許さない、許さない、許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さないィ!」
家「がっ... あぁ... 」
三成は突き立てた刀をぐりぐりと動かした。
痛みで身じろいをする家康だが、逆に出血さを増すばかりだ。
家「み、三成... お前がここにいる理由はもうないっ... !A殿も... もういないのだから、な!」
三「何故貴様は私の大切なものを奪う?絆、絆と言いながらそれに反しているのは貴様ではないか」
残酷に、冷酷に、三成は家康を見下ろした。
三「Aをかえせ... Aを... 私のAをかえせぇぇぇぇえ!!」
家「ぐあぁああっ!」
激痛に家康が叫んだときだった。
忠「... .. .. !!」
三「っ!」
家「忠勝っ!」
空から来た忠勝が三成に向けて攻撃をした。
家康に突き立てていた刀を抜き、三成も反撃しようと体制を整えた。
三「どけっ!貴様も刻まれたいかァ!」
忠「... ... .. .. !!」
忠勝の影に隠れていた家康は、痛みを堪えつつ、立ち上がった。
家「三成、お前とわしが戦うのはまだ先だ。
それまでに頭を冷やしておくといい. .. 」
三「貴様!逃げるのかっ!!」
忠勝は負傷した家康を庇いながら、己の背に主を乗せる。
家「いつか. .. あの日のお前に戻ると信じている」
哀しげな表情をした家康は、空の彼方へと消えていった。
一方、やり場のない怒りを募らせる三成。
三「嘘だ。Aが死ぬはずがない. .. 。奴の妄言だ!家康が人をむやみにを殺せるはずがない!Aは奴の城かあるいは. .. 」
三成は、派手で巨大な帝の屋敷を見上げる。
三「A、待っていろ. .. 。今すぐ私が迎えに行くからな... ?」
三成は自然と口元が緩んだのを実感した。
何処へ行こうと... ... ニガシハシナイ.. .. .. .. .. .. .. .. ..
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- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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三楓(プロフ) - 蒼藍紅蓮ノ爛華朱月さん» コメありがとうございます(*´∀`*)今の状況とは普通の三成様という解釈で宜しいでしょうか?私の場合、ヤンデレは嫉妬から成り立つようにしています。なので、初めは小さな嫉妬から独占欲に繋がり、狂気へと変えてはいかがでしょうか?少しでも参考になれば幸いです^^ (2016年11月24日 14時) (レス) id: ed4329dbeb (このIDを非表示/違反報告)
蒼藍紅蓮ノ爛華朱月 - 嗚呼もうヤバイヤバイヤバイ////三成様はヤンデレに限ります!普通の好きという感情から病ませるところの流れが自然過ぎて怖いデス……;;私も三成様のヤンデレ一本書いているのですが、今の状況からどのように病ませればいいか、教えてぐだざい"! (2016年11月5日 17時) (レス) id: 543f9feeb0 (このIDを非表示/違反報告)
三楓 - この度、一身の都合上急きょ続編という形をさせていただきます。 http://uranai.nosv.org/u.php/novel/327bsr/←こちらからお願いします。 (2016年1月31日 16時) (レス) id: a2617c1131 (このIDを非表示/違反報告)
三楓(プロフ) - 大一大万佐吉さん» 亀甲新のなのにそんなこと言って下さってとても嬉しいです♪(/ω\*)わたしごときの作品が参考になるのであれば是非!作品が出来れば是非読ませていただきますp(^-^)q(なんか上からですみません( ;∀;) (2015年10月11日 11時) (レス) id: a2617c1131 (このIDを非表示/違反報告)
大一大万佐吉(プロフ) - 初めまして!佐吉と申す者です。佐吉楓さんの三成様の病みっぷり…文才ありすぎです!初対面で変ですが、凄く面白いです!私も三成様のヤンデレを書いているんですが…参考にさせて頂いてもよろしいでしょうか? (2015年10月6日 21時) (レス) id: 227e274ad0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:三楓 | 作成日時:2015年1月25日 14時