イチ ページ1
突然ながら、私はAと言います。私は現在、豊臣軍所属の女武将としてやっている。女武将と言ってもめちゃんこ強い訳でもない。それに、武術?なにそれおいしいの?(^q^)?って感じで武術が特別優れてるって訳でもない。
それでも私が[女武将]として戦場に出る訳。それは...
刑「やれA、あれが及びよ」
刑部さんに背後から言われ、肩をビクンっと震わせた。
貴「はい. .. しばらくお待ち頂く事は出来ないでしょうか...?なんせ、まだ書類が残っていますゆえ... 」
私は机を埋め尽くす量の書類をちらっと見た。刑部さんはそれを見て、黙った。
刑「... .. ... 伝えておこう」
貴「ありがとうございます」
この書類で少し時間稼ぎは出来るだろう。刑部さんが部屋を出ていって数秒後、今度は左近君が現れた。
左「あの... Aさん... 三成様がまだかと... 」
貴「先程刑部さんにしばらくお待ち頂くように頼みました... 」
左「あっ、そうっすか... あ、あはは」
作り笑いをして私を慰めようとしてくれているのか分からないが、今の私には笑う事すら困難になっていた。こうなったのは随分昔から。私が豊臣軍の女中として仕えていた頃、彼が秀吉様の小姓として、この城にやって来た。最初は内気な子なのかと思ったが次第に話してくれるようになった。そこまではよかった。だが... 一人の将として1つの城を持つようになった頃から、彼はいろいろとおかしくなってきた。まるで何かに乗っ取られた様に...。
ガラリと襖を開く音が静かだった部屋に響く。
貴「刑部さん... 」
刑「政務が途中まででも来いとの伝言よ」
政務で時間を稼げると思った私が馬鹿だった。彼がそんな甘い人じゃないに決まっている。私は「分かりました」と言って机から体をはなした。ゆっくりと立ち上がり、二人の隣をすっと通り過ぎる。
嫌な緊張感だけが体の中で蠢く。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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三楓(プロフ) - 蒼藍紅蓮ノ爛華朱月さん» コメありがとうございます(*´∀`*)今の状況とは普通の三成様という解釈で宜しいでしょうか?私の場合、ヤンデレは嫉妬から成り立つようにしています。なので、初めは小さな嫉妬から独占欲に繋がり、狂気へと変えてはいかがでしょうか?少しでも参考になれば幸いです^^ (2016年11月24日 14時) (レス) id: ed4329dbeb (このIDを非表示/違反報告)
蒼藍紅蓮ノ爛華朱月 - 嗚呼もうヤバイヤバイヤバイ////三成様はヤンデレに限ります!普通の好きという感情から病ませるところの流れが自然過ぎて怖いデス……;;私も三成様のヤンデレ一本書いているのですが、今の状況からどのように病ませればいいか、教えてぐだざい"! (2016年11月5日 17時) (レス) id: 543f9feeb0 (このIDを非表示/違反報告)
三楓 - この度、一身の都合上急きょ続編という形をさせていただきます。 http://uranai.nosv.org/u.php/novel/327bsr/←こちらからお願いします。 (2016年1月31日 16時) (レス) id: a2617c1131 (このIDを非表示/違反報告)
三楓(プロフ) - 大一大万佐吉さん» 亀甲新のなのにそんなこと言って下さってとても嬉しいです♪(/ω\*)わたしごときの作品が参考になるのであれば是非!作品が出来れば是非読ませていただきますp(^-^)q(なんか上からですみません( ;∀;) (2015年10月11日 11時) (レス) id: a2617c1131 (このIDを非表示/違反報告)
大一大万佐吉(プロフ) - 初めまして!佐吉と申す者です。佐吉楓さんの三成様の病みっぷり…文才ありすぎです!初対面で変ですが、凄く面白いです!私も三成様のヤンデレを書いているんですが…参考にさせて頂いてもよろしいでしょうか? (2015年10月6日 21時) (レス) id: 227e274ad0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:三楓 | 作成日時:2015年1月25日 14時