その微笑みが好きで・善法寺 伊作 ページ1
何より、その微笑みが好きだった。
太陽のような明るさと月のような美しさをもつその微笑みが、僕はなにより好きだった。
卒業の二文字がチラつき始めた今、この想いも伝えられないのかと諦めてしまう。
「伊作先輩!」
一つ年下の彼女の名前はA 愛海。
もう五年も想い続けている僕の想い人。
「愛海ちゃん。どうかした?」
ずっと前から演じてきた。
この想いを悟られないように。
「あの…ずっと、好きでした!
三禁がある事は知っていますが、卒業が見えてきて、この想いを伝えられないなんて嫌だったので…!」
ずっと、ずっと、
聞きたかった言葉。
気づけば、僕は彼女を抱きしめていた。
「っ…?!伊作…先輩…?」
「僕だって、ずっと好きだった。」
君への答えなんて、YES以外あり得ない。
顔を真っ赤にしても嬉しそうに微笑む君。
その微笑みは、僕がいままで見た中で一番綺麗だった。
「…伊作先輩。」
「なに?」
「二人だけの時は、伊作って呼んでいいですか?」
「っ〜!//////いいに決まってる!敬語もとって構わないよ!愛海!」
「っ〜//////伊作っ!大好きっ!!//////」
そう言って彼女はまた僕に抱きついてきた。
僕より小さい背中を優しく抱きしめて、そっと呟いた。
“愛してる。今までも、これからも。”
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紗那(プロフ) - M氏さん» いえいえ〜 (2020年1月18日 15時) (レス) id: a5ce07c098 (このIDを非表示/違反報告)
M氏(プロフ) - 紗那さん» 感謝してもしきれねえよ。ほんとありがと (2020年1月18日 15時) (レス) id: 75c6c8cbc0 (このIDを非表示/違反報告)
紗那(プロフ) - M氏さん» りょーかい (2020年1月18日 15時) (レス) id: a5ce07c098 (このIDを非表示/違反報告)
M氏(プロフ) - 紗那さん» そうなの。だからしばらく浮上出来ない。べにさんにも伝えといてくれんか? (2020年1月18日 11時) (レス) id: 75c6c8cbc0 (このIDを非表示/違反報告)
紗那(プロフ) - マジか。 (2020年1月10日 20時) (レス) id: a5ce07c098 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月明 紗那 | 作者ホームページ:http://sana1117372
作成日時:2019年11月10日 16時