クロ廃のための短編集6(閲覧注意)

人攫いの闇タクシー(微ホラー要素あり) ページ4

※上の続きです。
(ここから少しホラー入りますので、嫌な方はバックです｡)


私はすぐさまタクシーの元に駆け寄る。


するとドアが開く。


A｢っしょっと･･･｡ ○○市のマンションまでお願い出来ますか？｣


私は、こう答えた。


しかし･･･運転手の人は何も反応しません････｡

そのままタクシーは走り出しました｡


A｢ゴクッ････｣


私は異様な空気にゾッとし･･･生唾を飲み込みました。


何かがおかしい･････｡


私はそう感じたのです。

ク｢夜遅くに娘さん一人とは危なっかしいですね･･･｣


A｢････ッッ!!｣


私は急に声をかけられたのでびっくりして声が裏返ってしまった｡


ク｢ｸｽｯ･･･驚かせてしまったようですね。生憎････僕、無口でして･･･｣


A｢あっ･･･大丈夫ですよ？｣


ク｢ふふっ････優しい娘さんを乗せて良かった。｣

A｢･･･//////｣


バックミラー越しですが、白い歯で優しく笑うイケメンが映っていて思わず赤面してしまいました････｡


ク｢こんな可愛らしいのに勉強まで頑張ってて･････感心します｡｣


A｢そ･･･そんな･･･/////･･･えっ？｣


甘い声に囁かれて甘ったるいムードが出来上がったのもつかの間｡


だって、窓の外を見ると･･･どんどん木や林が多くなってきていたんですから。


A｢あの･･･こっち方面行くと、私の家から遠ざかっちゃうんですけど････｡｣


ク｢それは･･･失礼｡｣


そんな事を言っているのに運転手の人は行き先を変えず･････｡


A｢あ･･･あの!!ですから････｣


あれ･･････？ なんだか意識が遠のく････｡


薄れゆく意識の中で見たもの････


それは･･･悪魔のような顔をして高笑いをする運転手の姿だった。


確か･･･塾の先生が通いつめた頃言ってたっけ？

この辺で女の子が攫われる闇タクシーの都市伝説があるって･････｡

運転手の正体(微ホラー要素あり)→←タクシー運転手

ラッキーアイテム

革ベルト

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す