39話 作り笑い ページ46
瑞希side
充「っ!りょ、緑水さん」
光「こんな所で何をしてるんですか?」
二人は作り笑いをする。
瑞希「ダメだよ」
充・光「「え?」」
瑞希「そんな作り笑いじゃ…直ぐにバレるよ?」
僕は当たり前のように言う。でも彼らは驚く。
瑞希「作り笑いはこうやってするんだよ」
そう言って僕は嗤う。
充「っ!」
光「…なんのつもり?」
瑞希「何が?僕はただ笑顔を教えただけだよ?」
光「お前、何か知ってるだろ」
瑞希「うん。ぜーんぶ知ってるよ?オリオンに存在するリゲル達」
光「っ!」
充「監督に言うつもりか…」
瑞希「言わないよ?でも君達は助けたい」
充「っ!…同情かよ…」
瑞希「そうだね…。君達は恐らく親を失い、二人だけになった自分達を《オリオン財団》が助けてくれた。それの恩返しでしょ?」
光「……それしか…俺達の帰る場所は…残ってない…」
瑞希「そう…。僕もね…独りなんだ」
僕の言葉に二人は驚く。
瑞希「親は目の前で殺され、この目で皆に嫌われた。僕は何処にも居場所はないよ」
光「それじゃあなんでこのイナズマジャパンに?」
瑞希「頼まれたからね。だから僕は偽りの緑水瑞希を演じ続ける。笑って愛嬌振りまくだけ。居場所が無くてもね」
充「………………」
瑞希「だから僕は君達の居場所を作りたい。何か困ったら僕の方へ来ていいから。でも誰かが傷つくのは見てられないからそこは了承して」
そう言って僕は真剣な顔になる。これは本気だ。
瑞希「孤独な感情は…僕が一番知ってるから…」
そう言いながら僕は月を見上げる。
瑞希「まぁ、信じるかは君でいいよ」
どうせ信じられないと思うけどね。
瑞希「それじゃあ…おやすみ」
そう言って僕は部屋へ戻った。
13人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アインツバル - うわああ神様が合作してる...!! いーなー私も誰かと合作した((黙れ 応援してます!! (2019年4月7日 16時) (レス) id: db0b681609 (このIDを非表示/違反報告)
咲夜♪(プロフ) - 魔戒さん» 応援ありがとうございます!頑張ります! (2019年3月28日 12時) (レス) id: dd598bec6b (このIDを非表示/違反報告)
スイジュ(プロフ) - 魔戒さん» ありがとうございます! (2019年3月28日 10時) (レス) id: 17b91e6418 (このIDを非表示/違反報告)
魔戒 - 更新頑張ってください応援してます! (2019年3月28日 10時) (レス) id: b1d63bb0ce (このIDを非表示/違反報告)
咲夜♪(プロフ) - 梅咲サクラさん» ありがとうございます!もうしばらくお待ちください!明日には更新しますので! (2019年3月19日 21時) (レス) id: dd598bec6b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:咲夜♪&スイジュ x他1人 | 作成日時:2019年3月3日 19時